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技術コラム

【粉体】Vol28. シミュレーションのいろは編:CADもスリムに

2024年06月05日

Vol26.から掲載中のシミュレーションのいろは編では、シミュレーションを使いこなすためのtipsを提供しています!今回も前回と同様に「簡素化」についての話です。今回簡素化するのは、解析対象のCADモデル(装置の3Dモデル)になります。


CADの簡素化

例にならって、ある仮想工場のプロセスを考えましょう。前回(https://www.sbd.jp/column/powder_vol27.html)の記事を踏まえて、空間の切り分けの考えを行ったあなたは、貯蔵プロセスからの排出時に偏析が生じていそうという結論に至りました。そこで、貯蔵プロセスについてシミュレーションを行うこととします。





シミュレーションを行うには、装置の形状をCADで作成し、粉体情報を入力する必要があります。そこでCAD作成のために貯蔵プロセスであるホッパーの図面を見てみると、中の粉体量を監視するセンサーなど、複雑な配管が大量に描かれています。それらを全て再現しようとしたあなたは、CADとかなりの時間格闘することになりました。。。


頑張って作成したホッパーCADモデル(図面全ての再現は諦めました。。。)


しかし、ここでよく考えてみましょう。Hopperの偏析は主に、排出時円錐部での粉体挙動が原因となります。そのため、Hopper上層部の解析はあまり必要ありません。さらにホッパー容器外部の機器も関係ありません。よって下記のように、粉体の流動に関係ないところを作る必要はありません!



最終的には、粉体挙動に関係ある次のような部分のみの作成で、問題なく解析できます!

CADモデルも簡素に!ホッパーの関係ある部分のみ


このように、見たい物理現象が生じる箇所をしっかりと作りこめば、他は大胆に簡素化しても全く問題ありません!

まとめ

いかがでしたか。シミュレーションを使う前段階のCADモデルづくりって、意外と時間がかかりますよね。図面を正確にCADにすることは十分凄いことですが、シミュレーションに向けて効率よく作成していきましょう!

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