背景
本コラムでは、3DEXPERIENCE Works SimulationのFluid Dynamics Engineer(略書:FMK)「粒子モデリング」機能をご紹介いたします。こちらの機能により、SOLIDWORKS Flow Simulationの「粒子スタディ」と同様に流体の流れ内の液体または固体粒子の動きをシミュレートできます。
COLUMN
本コラムでは、3DEXPERIENCE Works SimulationのFluid Dynamics Engineer(略書:FMK)「粒子モデリング」機能をご紹介いたします。こちらの機能により、SOLIDWORKS Flow Simulationの「粒子スタディ」と同様に流体の流れ内の液体または固体粒子の動きをシミュレートできます。
SOLIDWORKS Flow Simulationの粒子スタディ機能は実際の流体解析ではなく、後処理になります。周囲の流体流れの計算自体が完了した後にのみ実行できます。また、非定常解析と組み合わせて使用することはできなく、定常解析のみ対応しています。
実行流れとしては、まず定常解析を実行し、その結果の後処理で粒子スタディを実行するが必要です。周囲の流れの状況は定常解析中にすでに計算されているため、粒子スタディによって変更しません。つまり、周囲の流体は粒子の動きに影響を与えますが、逆は起こりません。これは、「片方向運動量連成」と呼ばれます。周囲の流体は粒子に運動量を伝達できますが、粒子は周囲の流れに運動量を伝達できません。この方法の主な利点は、粒子スタディを数秒で実行できることです。
ベンチマークとして、サイクロン分離器内の流体解析及び粒子モデリングを実施しました。サイクロン分離器は、流体から固体粒子を分離するために使用される装置です。工業用途でよく使用され、掃除機などの家庭用製品にも使用されています。ご自宅で掃除機の動作中、ダストカップ内にほこりがグルグル回転しているのが見える場合は、恐らくサイクロン式です。
今回のコラムでは、3DEXPERIENCE Works SimulationのFluid Dynamics Engineerロールの「粒子モデリング」機能をご紹介しました。ベンチマーク解析によって、非定常解析も対応していることでSOLIDWORKS Flow Simulation よりも現実的な結果を取得できることがわかりました。
[From Jason Matthews KOK SHUN]
・製品ページ Fluid Dynamics Engineer ロール
https://www.sbd.jp/products/kozo/3dexperience_works_simulation.html
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