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CAE業務におけるSPDM(Simulation Process & Data Management)の必要性 (その1)

2026年01月23日

SPDM(Simulation Process & Data Management)とは・・・CAE解析や実験データを“プロセスごと”管理し、再利用できるようにする仕組みのことを指します。その代表的なソリューションが3DEXPERIENCEプラットフォームです。近年、その必要性は急速に高まっており、運用始めている企業もますます増えています。今回は、このSPDMについて解説します。

SPDMではCAE解析に関わる以下を一元管理します
  ・解析プロセス(手順・ワークフロー)
  ・モデル(CAD/メッシュ/境界条件)
  ・解析条件(パラメータ、バージョン)
  ・結果データ(グラフ、画像、レポート)
  ・実験データとの紐づけ(MBD/MBSE文脈)
 つまり、「誰が・いつ・どのモデルで・どんな条件で解析し、結果はどうだったか」をすべてトレースできる仕組みになります。


 では、なぜ、SPDMが必要なのか?
製造業では、CAE解析が大規模化・高度化し、以下の課題が顕在化してきています
  ・解析モデル・条件が属人化し、再利用できない
  ・過去の解析結果が散在し、検索できない
  ・同じ解析を別部門が重複実施してしまう
  ・CADはPLMで管理されているが、CAEは未管理
  ・MBD/MBSEで、要求→設計→解析→実験の連携が必要
SPDMはこれらを解決し、解析部門を“データ駆動型”に変える基盤になるわけです。
つまり、裏返して導入メリットを整理すると、以下の通りです。
  1. CAEデータの一元管理と再利用性向上
  2. プロセス標準化による品質向上
  3. MBD/MBSEプロセスとの整合性向上
  4. 設計リードタイム短縮・開発効率向上
  5. PLMとの統合による開発プロセス全体の最適化


しかしながら、CADデータのPDMと同様に運用課題もあります。整理しておくと以下のようになります。
  1. モデル・データの標準化が不十分だと定着しない
    ・SPDM導入前に「モデル作成ルールの整理」が必須
  2. 既存業務フローとの整合性が難しい
    ・SPDMに合わせた業務プロセス再設計が必要
  3. 利用者の負荷増(入力項目・登録作業)が発生しやすい
    ・自動化・テンプレート化が重要
  4. PLMや他システムとの連携が複雑
    ・連携設計を誤ると「二重管理」や「データ不整合」が発生
  5. 導入範囲のスコープ設定が難しい
    ・頻度の高い業務から段階的に導入する必要
  6. 組織文化・スキルの差が障壁になる
    ・熟練解析者が標準化に抵抗するケース


SPDMは「解析データのPLM」でありDXの基盤となります。SPDMは、CAE解析を“属人技術”から“組織の資産”に変える仕組みなのです。MBD/MBSE、設計者CAE、DX推進においては不可欠な基盤として、今後さらに重要性が高まり活用が広がるだろうと考えています。


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