設計改善
前回 は軸受けユニットの軽量化について紹介しました。
軽量化ももちろん設計改善の1つですが、今回は軽量化とは異なるアプローチとして、部品の体積は保持したまま最大Mises応力を小さくする設計改善事例をご紹介します。
COLUMN
前回 は軸受けユニットの軽量化について紹介しました。
軽量化ももちろん設計改善の1つですが、今回は軽量化とは異なるアプローチとして、部品の体積は保持したまま最大Mises応力を小さくする設計改善事例をご紹介します。
Fig.1 に、設計改善を施す軸受(形状は Model Mania®を参考)を示します。
この軸受は左側にある穴で固定されており、右側のスロット部に面荷重が作用します。
今回は、Table.1 に示す圧力がスロット部に作用するとして、 体積を維持したまま部品に作用する Mises 応力を最小化できる形状 を
HiramekiWorks によって求めます。
Table.1 荷重条件
最適化の条件を以下にまとめます。
目的
部品全体に作用するMises応力を最小にする
制約
部品全体の体積を元の形状から変化させない
製造制約
① 型抜き可
② Fig.2で示す面の形状は変更しない
③ 肉厚の下限値は6 mm
その他の条件
最大反復回数:100回
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(a) 形状最適化前 最大Mises応力:80.166 MPa |
(b) 形状最適化後 最大Mises応力:39.008 MPa |
次回は、形状最適化後のメッシュ形状改善についてご紹介します。
[From K.Takabatake]
Case 1:圧力 | |
荷重条件 | スロット部の上面に0.4 MPa 面に垂直下向き |
CPU | Intel Core i7-9850H @2.60GHz |
---|---|
コア数 | 6 |
RAM | 16GB |
GPU | Quadro T1000 |
計算時間 | 4 h 32 m 3 s |
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