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CAEエンジニアの応援歌 最新号「社内で流体シミュレーションを使ってもらうために」

2025年10月16日

みなさんこんにちは。

たぬきちポン太と申します。

今回が第二回目のコラムとなります。

もう10月も半ばですが、長袖を着てみたりやっぱり脱いでみたりな日々を過ごしています。

さて、今回のテーマはParticleworksの展開に向けた「社内での営業活動」です。


【なんのためにシミュレーションをやる?】

弊社は製品を開発しているメーカーで、Particleworksの導入目的は以下のものでした。

①製品開発時の手戻りを抑制したい

②既存品の製造工程改善に活用したい

③不具合発生時の原因分析のツールの一つとして活用したい

【なぜ営業活動が必要?】

これらの目的を達成するためには解析担当者の対応力を向上させるだけではなく、現場担当者に「使ってみたい」と感じてもらうことも重要となってきます。

この「使ってみたい」という想いを生み出すために以下の点を意識しながら営業活動を開始しました。

①CFDをやっていることをまず認知してもらう

②どんなことに使えるのかを理解してもらう

③気軽に相談しても良い空気感を醸し出す

【営業活動の例】

主に営業活動先は製造現場の担当者・製品開発担当者で、ざっくり以下のような活動を行っていきました。

製造現場に対しては

・各工場の生産技術キーマンが集まる会議体にてプレゼンを実施し、各現場から困り事の吸い上げを依頼

 ⇒約30件程度の困り事が集まり、それぞれの案件の担当者と別途打ち合わせをする中で活動していることを印象づけた

・別案件で工場に出張した際、現場担当者と話している中でこんなことやってます。こんな困り事ないですか?それ、活用できるかもしれません といった話をする

 ⇒ここ発信で実際にCFD検討をしたテーマも数件あり

開発担当者に対しては

・開発担当者が集まる成果発表会でプレゼンをする

 (そのためには一定の成果をあげる必要あり

 ⇒製造側の開発担当者がほぼ全員出席する場で半年に1回程度のペースでプレゼンを行い「私はCFDをやっている人」という印象をつけられたと共に成果事例から自身のテーマへの活用のイメージをもってもらえた

・開発担当者の試験エリアに足を運び、担当している製品の困り事をヒアリング

 ⇒ここ発信で実際にCFD検討をしたテーマも数件あり

【営業活動をしていく中で感じたこと】

上記の活動をやっていく中で、ビジネスライクに関わるのではなく対象テーマを自分ごととして捉えることが大切だったと感じています。

そうすることで、よりCFDを活かせる提案ができて良い方向に向かっていけた事例がいくつかありました。

私個人としてもそのようにして様々なテーマに関与できるのが楽しかったというのも大きいと思っています。

せっかくなので楽しみながら仕事をしていきたいですよね。

ちなみに、現場からの声で最も多かったのは「調剤時間を短くしたい」というものでした。

最近、Particleworksでも溶解を再現するモデルをKKEさんが作ってくれましたが、この声にダイレクトに答えるのは中々至難の技だと感じています。

長くなってしまいましたが、今回はこれにて終了です。

第3回では「楽しく仕事をする」をテーマに書いてみたいと思います。

では、本日もご安全に!

[ 2025/10/16 from たぬ吉ポン太 ]

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