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技術コラム

【構造】よもやま話(連載)NO.9

2019年11月09日

アダプティブFEM・H法・P法

FEMの離散化に伴う誤差の改良を自動的におこなう手法をアダプティブFEMといいます。アダプティブFEM にはH法とP法があります。H法は精度を高めたい部分の要素分割を自動的に細かくして精度を改善します。
H法で使用している要素内の変位関数は1次または2次です。P法は要素分割はそのままで、要素内で仮定している変位関数の次数をあげて(1次、2次・・・と上げて)精度を向上させる方法です。


P法FEMプログラムとして90年代に脚光をあびたのは、ラズナ社のMechanicaシリーズです。ラズナ社は1987年にIBMなどをスピンアウトして設立されました。
Mechanicaは最初Applied Structureの名称でリリースされましたが、リリースの前年ラズナ社のマーケティング担当が日本に販売代理店捜しにやってきました。
私は直接会いませんでしたが、同僚から一枚の紙をみせられました。確か、1枚の板に荷重が矢印で描かれたポンチ絵だったように記憶しますが、「メッシュを細かく切らなくて良い新しいFEM」だと言われたような気がします。
「え?そんな?・・・・・海のものとも山のものともつかない」と思ったような気がします。同僚はその魅力にとりつかれ、是非とも我社(KOZO)で総代理店としてやりたい・・・とビジネスプランの作成にはいりました。
その1年後にプログラムは完成しリリースとなりました。総代理店はKOZOではなく、K社がラズナ社に出資してラズナ社の日本法人ができ、総取り扱い元になり、KOZOは1次代理店として販売・サポートすることになりました。


参考文献:「強力な構造解析ツールとして注目を集めるP法有限要素法」CAD&CIM1990年5月号ラズナ株式会社・工博・吉村 信敏


[From MSC技術室 K.M]

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