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技術コラム

【構造】よもやま話(連載)NO.4

2019年11月04日

薄肉モデルをソリッド要素でメッシングする話しをつづけてきました。前回複雑なモデルでフィーチャー抑制に時間がかかるという話しをしましたが、今回試解析での筆者の経験を書きます。


3つの薄肉パーツからなるモデルです。CADで作成した形状をACISファイルでもらいました。3つのパーツは異種材料を扱いたいとのことです。将来は、材料非線形解析までを予定しています。
見る限り曲面も複雑性もないモデルです。「よし、これは簡単に解析して提案はOK」・・と思ったのですが、メッシングができません。ソリッド要素(テトラ要素)の自動メッシングは(殆どの場合)第一段階で外表面のサーフェス別に3角形形状のダミーの板要素に自動メッシュします。


第二段階で、ダミーの3角形要素をもとに形状の内側にテトラ要素でメッシングしていきます。自動メッシュできないエラーは、第一段階で発生するか、または第一段階はOKだが、 第二段階でエラーが生じます。
このモデルは第一段階目でエラーになってしまうのです。七転八倒、2時間あまり 悶々とトライしました。原因は2つのパーツが上下に重なっているのですが、あるコーナーでは板厚方向の面が同一平面にあり、それが微妙に(画面では確認できない)ずれているのです。


このため、目で確認不可能な細いサーフェスができてしまいメッシングできないのでした。2つのパーツのこの部分をモデラー側のコマンドで同 一平面でスライスして不要な部分を削除したらスグにメッシングできました。上記ノウハウも含め提案することができてホッとしました。


[From MSC技術室 K.M]

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