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メールマガジンバックナンバー Vol.23
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2002-02-21<Thu> [Vol.23]

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◆◆ S.B.D. MAIL MAGAZINE ◆◆.....2002-2-21[Vol.23]
KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. .....http://www3.kke.co.jp/cae/home.htm
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_[INDEX]____________________________________________________________
┃1┃SolidWorks World 2002レポート
* ラスベガスの会場からのレポート

┃2┃SBD News
*【構造】■ 接触問題について ■
*【流体】■ FloWorks技術情報 No.3 ~熱境界条件の設定~■

┃3┃構造解析よもやま話(連載)NO.17
* MSC技術室 K.M 氏によるワンポイントアドバイス

┃4┃Web Site見て歩き(連載) NO.7
* SBD技術室 前田のおすすめSite

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■ SolidWorksワールド2002総括 ■
3日間にわたって開催されたラスベガスでのSolidWorksワールド2002が終了し
ました。日本からの参加者は、ソリッドワークスジャパンの皆さんやリセーラ
ーの方々を中心に30名くらいだったでしょうか。全体では、北米のユーザー
やリセーラーなどが最も多く、総勢で2000名だそうです。

今回はダッソー社がCOSMOS/WORKSの開発元であるSRAC社を買収して初めての開
催で、CADとCAEの距離が縮まって来た事が印象付けられたカンファレンスでした。

毎朝8時半から行われた全体セッションでは、CADのモデリングやアセンブリ
の新機能の話は少なく、一方で、COSMOS/WORKSがSolidWorks社の製品ラインに
組み込まれるという発表が行われた後、構造解析のライブのデモが行われたり、
CADユーザがCAEを導入する際の留意点などが講演されるなど、CAEがらみの話
題が多くなってきています。

CADの役割が単なる形状を定義する製図道具から、製品性能(強度や動き)や
寿命、生産性までを考慮して形状を定義する道具に、変わって来ていることが
再確認された3日間でした。

いずれにせよ、CADもCAEも設計者の単なる道具です。道具は選び方も大切です
が、買った後の使い方で価値が決まります。操作を覚えたら使えたというので
はなく、設計のどの部分に、どのように使うかによって成果に大きな開きが出
ます。

ついにミッドレンジCADにも、当たりまえのようにCAEが組み込まれる時代が到
来しました。早くから埋め込み型のCAEに着目していた我々SBDチームもこれか
ら益々忙しくなりそうです。

(なお、弊社取り扱いの、機構解析DDMに関しては、SolidWorks版のみ、COSMOS
/Motionという名称に変更され、COSMOS/Works同様にSolidWorks社の製品ライ
ンに組み込まれることが決まっております。お知らせは別途致しますが、国内
での取り扱いは従来どおり弊社にて行える見込みですので、引き続きご愛顧の
ほどお願いいたします。)
               [ 2002.2.21 from T.Sumiya ]

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┃1┃SolidWorks World 2002 (会場:ラスベガス)レポート
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■ レポート 1 ■
2月19日(火)朝のGeneral Session は、オープニングセレモニーの最後で、
Dassault社の取締役・ビック・レーベンタール氏が、パフォーマーと同じアト
ラクションに挑戦。直径、約2.5メートルの回転する円状パイプの中に入り
壇上を往復一回転し(させられ?)会場を大いに盛り上げてスタートしました。

基調講演は、構造・機構・熱流体・その他のシミュレーションにフォーカスし
た内容でした。SolidWorksはこれらのシミュレーションツールを豊富に揃えて
おり、設計者自らがこれらツールをに使って設計を進めていくことが製品開発
にとっていかに有益であるか、といった内容で、まさに私どもが提唱している
"Simulation Based Design" の概念と合致する話が展開されたことが印象的で
した。

               [ 2002.2.20 from H.Hayashi ]

■ レポート 2 ■
2日目の、CAD/CAM Publishing のStefan Wolfe氏の講演の中で、次のような話
がありました。

SWのような3D CADユーザがCAEツールを導入して成功するためには、
・ 製品のデモンストレーションを得る(製品内容の把握)
・ 自分が何をしたいのか項目をリストアップする
・ CADとのインテグレート性重視する、ただ無理に固執はしない
・ 自分のエンジニアをきちんとトレーニングする
・ ソフトウェアのアップグレードを計画する(テクノロジーは日々進歩)
・ ツールに使われない(ツールを使うのはあくまで人間)

という6つの項目が必要だということです。
常日頃から、我々がお客様に対してお手伝いしたいと思っていることが、まさ
にこれにあたるなと改めて実感した次第です。

               [ 2002.2.20 from K.Iwamoto ]
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┃2┃SBD News
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【構造】■ 接触問題について ■
構造解析において、複数部品からなるアセンブリーモデルを扱う場合、部品間
の接触問題が生じます。接触問題は摩擦の問題もあり難しいのですが、パソコ
ンの性能向上により設計者用構造解析でも扱うことが可能になってきました。

お互いに離れている面同士が接触したり、接触している面が離れたりすること
が可能です。但し、大前提として微少変形の範囲となっている事に注意が必要
です。これは、お互いの相対移動量が小さいと仮定していますので、大きく動
いたりずれたりする現象までは上手く計算できません。

また、接触圧を評価する際には接触部領域を正しく計算できるレベルにメッシ
ュを細かくしておく必要もあります。まずは剛結合で全体の傾向を見ることも
お勧めします。

今後は、大変形の接触機能も予定されており、マシンの性能向上に伴ってより
現実的な解析が可能になってくると思われます。

                [ 2002.2.21 from N.Sahashi ]

【流体】■ FloWorks技術情報 No.3 ~熱境界条件の設定~■
今回は、熱に関する境界条件の設定に関してお話します。

FloWorksの温度計算では、固体との熱連成を考慮する場合と流体のみの熱移動
を考慮する場合の2通りの熱移動計算ができます。

固体の熱伝導を考慮して固体と流体の熱連成を考える場合には、解析領域内で
使用する固体の物性値(熱伝導率、密度、比熱)を前もってエンジニアリング
データベースに登録しておきます。(FloWorksには、デフォルトで何種類かの
固体材料が定義されていますが、定義されている材料以外の材料を使用する場
合には、ユーザーが定義することができます。)

次に、ボリューム条件として、各部品の材料を定義します。各部品と材料を関
連付けることで、各部品の使用する材料物性を定義することができます。

発熱に関する条件の設定には、固体表面からの熱を考慮する場合と固体全体か
ら発熱する場合の2通りの設定方法が選択できます。

固体表面での熱境界条件として、発熱量(W)、熱流束(W/m^2)、温度(℃)
を設定することができ、固体全体での熱境界条件として、発熱量(W)、単位体
積発熱量(W/m^3)、温度(℃)を設定することができます。

固体表面と流体との熱の受け渡しを行う熱伝達係数は、FloWorks内で計算され
た流体の速度、温度、固体表面の温度や流体・固体の物性値を基に、自動的に
FloWorks内部で計算されます。

熱計算を行うにあたっては、流体のメッシュ分割も重要ですが、固体のメッシ
ュ分割も重要になります。FloWorksでは、固体同士の接触面などについても正
確に評価する必要がある場合には、固体領域の計算メッシュをリファインする
機能をオプション機能として備えています。この機能によって、固体領域を精
度良く計算することができます。

流体のみの熱移動の計算を行う場合には、固体表面での発熱条件を設定するこ
とができます。固体表面での境界条件としては、断熱条件・温度指定条件・発
熱量指定条件・熱流束指定条件が設定できます。

FloWorksの最新体験版を公開いたしました。SW2001上で利用できます(無償)

▽お申し込みはこちら
http://www3.kke.co.jp/sbd/fw/download_ank_fw.html 

                [ 2002.2.21 from N.Takashima ]

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┃3┃構造解析よもやま話(連載)NO.17
    ◆キーワード:梁要素(2)
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立体ラーメンで、床の部分は大きい水平剛性をもっています。板要素でモデル
化したり、トラスをたすきがけに挿入することが考えれます。

板要素やトラスを用いるかわりに、剛体要素(サポートされている場合)を定
義する方法もあります。いずれもその範囲の節点の変位自由度に関して剛体の
関係式を適用するものです。剛体要素はいわゆる「剛性を有する要素」ではあ
りません。変位の自由度の関係式です。

床を板要素でモデル化した場合、床の周りに梁を配置すると、そのままでは、
節点位置は、床・梁ともその断面の中立軸になっています。梁の上に床が載っ
ている・・・とういうモデルにする場合は、梁の中立軸を節点位置からオフセ
ット(ズラス)指定をします。MSC.visualNastran for Windowsが採用してい
るモデラーFEMAPでは、その様子を画面上で確認することができます。

床の中立面をオフセットするとういう機能がサポートされている場合もありま
すが、一般的には梁をオフセットしてモデル化します。

               [2002.2.21 from MSC技術室 K.M ]

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┃4┃~Web Site見て歩き.......第7回~
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Web Site見て歩き6回目からはカテゴリー別のポータルサイトをご紹介してい
ます。
~おすすめのサイト 電子業界編~

Intermedius
http://www.intermedius.com/

2次元PCBCADで基板を設計されている方ならIDFというフォーマットを一度は
耳にしたことがあると思います。、そのIDFの仕様などが公開されているWebです。

弊社では3次元ミッドレンジCAD SolidWorks上でIDFファイルを読み込み基板、
電子部品をアセンブリできる設計支援ソフト「CircuitWorks」で使われており
ます。また、似たようなフォーマットにEDIFがあります。

こちらは
http://www.edif.org/introduction.html
で情報が公開されています。 どちらも英語のSiteです。

次回もカテゴリー別(構造、機構、樹脂流動、流体)ごとのサイトのご紹介です。

               [2002.2.21 from S.Maeda]

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◎編集後記◎
ブッシュ大統領のローラ婦人が東京の小学校で絵本「おさるのジョージ」を読
み聞かせてくれたそうですが、私も子供の頃大好きでほとんどのお話を読みま
した。キャラクター商品ばかりが目立っていますが、いたずらっこのジョージ
をいつも、やさしい黄色い帽子のお兄さんや周りの人たちが守ってくれる、と
いう温かいお話なので、是非読んでみてください。

               [2002.2.21 from F.Kawasaki]

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○Moldflow Plastics Advisers(MPA)-------プラスチック充填解析
○FloWorks(FW)--------------------------熱流体解析
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○DesignSpace(DS)-----------------------構造解析
○COSMOS/WORKS(CW)----------------------構造解析

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