メールマガジンバックナンバー Vol.309
「品質とリスクをマネジメントする」
SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。
S.B.D. MAIL MAGAZINE 2009-05-21<Thu> [Vol.309]
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┃S.B.D. MAIL MAGAZINE 2009-05-21 [Vol.309] ┃
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胃のレントゲンでバリウムを飲む時、「ゲップをしないで下さいね!」と言われ
ると、ゲップが出そうになります。
同じように、新型インフルエンザが首都圏でも確認されたと報じられて一夜明け
た今朝、都内の電車はマスクをした人が急に増えました。
ちょっと喉がイガイガして咳をしたかったのですが、すごい悪いことをしている
ように感じられて、会社のトイレに入るまで我慢してしまいました。
水際での大掛りな検疫も、易々と通過してきたインフルエンザが薄気味悪いです
ね。
一方、政府が25日に公表する月例経済報告では、景気の基調判断が3年3か月
ぶりに上方修正されます。日本の景気は「1-3月期が底だった」との判断です。
5月に入って、シャープやパナソニックで、液晶パネルなどの工場がフル生産に
入り、「4-6月期のGDPもプラスに転じる可能性が高い」そうです。
インフルエンザの雲が関西から関東に薄くかかっていますが、この雲が晴れてし
まえば、暑い夏が訪れるのでしょうか?
早く、スッキリして、新しいビジネスに取り組みたいものです。
構造計画研究所では、製造業の「品質とリスクをマネジメントする」、DYADEM
(ダイアデム)社(カナダ、オンタリオ州)のソリューションを5 月20 日より
販売開始しました。→http://www.kke.co.jp/dyadem/index.html
本メルマガでも、このソリューションについて、やさしく解説する連載を組みま
したので、どうぞお付き合いください。
[ 2009.05.21 from T.Sumiya ]
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技術彙報
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□【構造】強度設計あれこれ Vol.8
■溶接部の強度
前回、材料の切欠き感度のところで、多少の傷があっても直ぐには壊れな
い鈍感さが必要という話をしました。その点、溶接部は材料的にも脆性化し、
応力集中も起こしやすいことから疲労強度には注意が必要です。
また、溶接変形による平均応力の発生や溶接不良など危険側に作用する要因
が重なります。その様な危険箇所には、十分な設計と管理が必要です。
また、過去の経験やCAEのデータ蓄積も有効でしょう。
電子部品のはんだ溶接部にも同じようなことが言えます。材料は鉛フリー
で脆性化し、溶接プロセスにより金属間化合物やボイドが発生し、電子デバ
イスの高温高密度化で熱ひずみ量が大きくなっています。
電気を通すだけと言えども、そこに接続不良が生じるとシステムの停止や火
災など、社会的損失は莫大になる可能性があります。
構造物の溶接破壊は、長い歴史と幾度の大事故の経験から多くの研究やデータ
が存在しますが、電子部品の疲労設計は、劣化も含めてこれから多くの蓄積が
必要でしょう。今後の研究や開発に注目していきたいと思います。
[ 2009.05.21 from N.Sahashi ]
□【熱流体】FloTHERMだいすきクラブ Vol.20
■最適化機能との相性
最適化というと、それだけで1つのソフトウェア製品として販売されています
が、FloTHERMには高度な最適化機能が搭載されています。
しかも標準機能です。FloTHERMには、いくつか、最適化計算との組み合わせ
に適した特徴があります。
1つはメッシュの構造がシンプルでメッシュ生成というプロセス(計算)が
必要ないことです。つまり、形状変更してすぐに計算が実行できます。
2つめは計算時間がとても短いことです。最適化では数十、数百という数の
モデルを計算する必要があります。
[ 2009.05.21 from Y.Iijima ]
□【樹脂流動】樹脂猫の手も借りたい Vol.51
■連載●Autodesk Moldflow Tips 5
最近雑誌やTVで宮城県の田代島や三重県の紀北町などが取り上げられています。
共通していることは人間の人口よりも猫の数が多いということで、田代島では猫
目当ての観光客が増えているのだとか...
増えているといえば新型インフルエンザも怖いですね。首都圏でも広がり始めて
いるので私も今日からマスクをするようにしました。
では本題だニャン。Λ Λ
(=^-^=)
Autodesk Moldflowで解析結果をいろいろ支援してくれる機能にプロットプロパ
ティがあります。
解析結果の項目でマウス右クリックをすると「プロパティ」が選択できますので
開いたダイアログボックスから様々な設定ができます。
代表的な機能として
■方式
コンターの表示を切り替えます。
海面温度のようなシェーディングと年輪のようなコンター表現が可能です。
単一のコンターにチェックすると津波が押し寄せるように1本のコンターがキャ
ビティを駆け巡ります。
■アニメーション
これはアニメーションの速度を制御するときに使用します。
充填のアニメーションが速い場合に、値を上げてあげるとゆっくりとした表現が
できます。
デフォルトは24ですが、50フレームぐらいに落としてもかなり速度が落ちます。
値の範囲を設定するとその値間隔でアニメーションが進行します。
(充填時間が2秒で値の範囲を0.5秒にすれば4フレームで表現)
現在のフレームのみにチェックを入れるとこれまた拡散表示ができます。
ちなみにMAXは300フレームです。
■スケール
これはMPAにもあった機能です。
範囲を指示すれば、その部分だけを表示することができます。
■強調表示
エアトラップなどにある機能
MPA Ver7.*まではエアトラップは水色のみでしたが、この機能で色を変えること
ができます。
■変位量
反り解析などで表示倍率を設定できます。
ちなみにMAXは200倍です。
次回はプロットプロパティ機能の応用編です。
[ 2009.05.21 from S.Maeda ]
+++ マイダスで構造解析はじめました Vol. 9 +++++++++++++++++++++++++++
■中身より見た目を重視していませんか?
メルマガの記事を書くとき、新しくセミナーを開催するとき、、、
いつでも悩むのが、タイトルです。
どんなタイトルにすれば、皆さんに見てもらえるか、を必死で考えます。
あーだこーだ言いながら気づいたら夜も更け、なんてことも。
そんな時に、インターネット上の日記であるブログのタイトルの付け方を
参考にする事があります。読者の多いブログでは、多くの読者を獲得するために
目に留まりやすいタイトルの付け方を工夫しているそうです。
その中でも魅力的なタイトルの付け方のノウハウを紹介していたブログから
例を挙げると...
・○○する○通りの方法(法則)
・ほとんど知られていない○○の方法
・○○してませんか?
といったような問いかけや、タイトルに数字が入っていると読まれやすいという
傾向があるようです。
しかし、結局はタイトルが刺激的でも中身が伴っていないと、長期的に見れば
読んで頂けなくなってしまうんですよね。
メルマガもセミナーも、見た目より中身が大事!?
↓のセミナーはタイトルは普通ですが、中身は濃いですよ!
設計者向け「初心者のための構造解析セミナー」
http://www.sbd.jp/news/fembeginner.shtml
[ 2009.05.21 from S.Masuda ]
+++ 品質とリスクをマネジメントする Vol.1 +++++++++++++++++++++++++++++
■安全と水はタダ?
かつてイザヤ・ベンダサンは日本人と欧米人の「安全と自由と水のコスト意識」
についての違いを指摘しました。
これは「安全を手に入れるには高いお金を払うのが当たり前」と考える欧米人と、
「安全は与えられるもの」と考える日本人との大きなギャップの存在を我々に気
づかせてくれます。
これまでの日本の「ものづくり」を振り返ると、みなさまの会社でも大なり小な
り思い当たる節があるのではないでしょうか。
たとえば、
・潜在的な故障対策(未然防止)にはコストをかけない
・だから故障や事故が発生してはじめて再発防止を考える
・チェックリストなどのツール整備や教育訓練をすれば再発防止になると考え
ている(コストをかけてまで本質を変えない)
などなど・・・。
今、かつてないほどに製品事故やリコールが報告されていますが、これはあくま
で統計上の数値であり、きっと水面下には膨大な量の「危険の芽」が潜んでいる
のだろうと想像しています。
その「危険の芽」が顕在化する前にできるだけたくさん摘み取るにはどうすれば
よいか、加えて今以上に日本が世界の一員としてビジネスをしていくならば、欧
米の考え方に見習うべき点は多いのではないかと思っています。
筆者がSBD営業部を離れてもうすぐ1年になりますが、このコーナーでは今後数回
にわたり「CAEの世界を離れた立場の視点」で、SBD(Simulation Based Design)
コンセプトと「品質とリスクのマネジメント」とを結びつけ、みなさまに何かし
らのヒントをお届できたらいいなと思っています。
さて、メルマガの冒頭にあるように、構造計画ではカナダのDYADEM社が開発した
品質・リスクライフサイクルマネジメントソリューションを取り扱うことになり
ました。
全世界で2000社以上、Fortune500の85%以上の企業にご採用いただいているツー
ルです。
6月5日に開催される弊社セミナーの中で紹介しますので、この機会に「欧米人が
考えた未然防止のためのツール」をぜひ見に来てください。
『Answer to youセミナー』→http://www.kke.co.jp/mot/seminar/20090605.html
『DYADEM製品紹介サイト』→http://www.kke.co.jp/dyadem/index.html
[ 2009.05.21 from S.Takahira ]
+++ ユーザーフレンドパーク Vol.50 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
■シミュレーションのタイミング 2
こんにちは。Kajitaです。
前回の続きで、シミュレーションを行う時期が悪い例を紹介します。
製品開発では、最初に仕様や性能が決まり、それに合わせて
部品の選定、回路設計、基板設計が順次行われていくことが多いと
思います。SolidWorksで詳細な形状が描かれるのはこの後だと思います。
困ってしまう依頼とは、SolidWorksで詳細なデータを描いてから
「試作前に計算してください。データは全部そろっています。」といわれるこ
とです。
データは全部ある、この言葉はほとんど信用できません。
形状のデータはあるというだけです。
熱物性値、発熱量を聞くと「適当な値を使ってください。」と言われます。
適当な値を導くことは重要なスキルであり、熱物性に関しては
ある程度対応する自信があります。しかし、発熱量は非常に難しく、
初めての製品ではかなりやっかいです(この件はまた今度)。
しかし、問題はデータがないことではありません。
とりあえず、SolidWorksを立ち上げファイルを開き、製品の大きさを調べます。
そして、おおよその総消費電力を予想します。
この2つの数字から自然空冷の可否がだいたい判断できます。
(「熱設計なんでも相談室」http://www.thermo-clinic.com/ を参照)
その結果、どう頑張っても自然空冷は絶対に無理!ということがあります。
しかし、「今更ファンを入れるスペースはないし、
仕様は変更できないので計算してほしい。」と言われます。
確かに試作の準備は完璧にできていますし、後戻りしたくない気持ちは
わかります。でも、計算しても「ダメですね」という結果が
でるだけなので、更に時間とお金を無駄にするだけです。
やめましょうと説得するのに、多くの労力を要します。
最初から素直に計算したほうが楽かもしれないと思うことが
しばしばあり、将来、この気持ちが変わるかもしれません。
それぐらいこの類の事例は多いです。
そもそも、変更ができないのであればシミュレーションの結果は
活用できません。この事例は最初まで戻ってしまう例ですが、
なるべく後戻りが少なくてすむ時期(前回書いたポンチ絵の時期)に
シミュレーションを使うのがよいと考えます。
ソフトの広告は非常に綺麗な形状の上に温度分布や流線が描いてありますが、
最初はこんな詳細な形状である必要はなく、箱がいくつも並んでいる状態で
計算してもいいと思います。
むしろ、それを複数やってみて、最後に確認程度に詳細なカッコイイ絵を
1枚つくったほうが開発期間全体としては短くなるのでは?
そして、このような体制にするとシミュレーションができる人の需要が
増えるかも?
[ 2009.05.21 from Kajita ]
+++ イベント情報 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
●設計者向け 初心者のための構造解析セミナー●東京6/3大阪6/4名古屋6/5
数多くの設計者CAEを立ち上げてきた設計者CAEのパイオニアが、なぜ設計者
CAEが利益となるのか、立ち上げる際のコツやノウハウをお教え致します。
http://www.sbd.jp/news/fembeginner.shtml
●電子機器 熱設計ノウハウセミナー● 東京 5/22
電子機器の設計者にとって不可欠な要素技術とも言える「熱設計」ですが、
初歩的な誤解や知識不足のためまとはずれな対策を行っていませんか?
http://www.sbd.jp/news/netsuknowhow-tokyo.shtml
●midasNFX無料体験セミナー●大阪5/28
高機能スタンドアローン型構造解析/FEMソフトである「midasNFX(マイ
ダスエヌエフエックス)」の無料体験セミナーを開催いたします。
http://www.sbd.jp/news/ws-midasnfx.shtml
おやじセミナー●IT活用による"ものづくり"コストダウン機械・構造設計講座
日本のものづくり・製造業の見直し、つまりコストダウンと信頼性・安全・品
質を活かした高付加価値製品の開発・製造のためにITの全社的な活用が必須です!
当講座は、上記の観点に立った実践的な知識と、設計ケーススタディを行います。
全3日間コース5/26・27,6/9 受講料:84,000円(税込)
http://www.sbd.jp/news/monodukuri.shtml
有料●設計者のための構造解析技術セミナー●大阪6月10日(水)11日(木)
有限要素法による構造解析の基礎を学びたい方のためのベーシック編(10日)
非線形、衝撃、疲労解析の基礎を学びたい方のためのアドバンスト編(11日)
http://www.sbd.jp/news/ws-femkozo.shtml
NEW●熱流体解析入門体験セミナー●東京・大阪・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/news/netsutaiken.shtml
●設計者CAEハンズオンセミナー●東京・大阪・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/news/ws-solidworkssimulation.shtml
●設計者CAE 個別活用相談会●東京・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/news/ws-caeadvice.shtml
●FEMAP with NX Nastran体験セミナー●東京・名古屋・大阪で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/news/ws-femapwithnxnastran.shtml
●統計解析ソフトMinitab紹介セミナー●東京で毎月開催中!
http://www2.kke.co.jp/minitab/seminar_intro.html
●今すぐ使える3次元QCD向上に向けた僕らの戦い!●長野 7/25
http://www.sbd.jp/news/solidworksclub2009.shtml
●Answer to youセミナー ●東京 6/5
・品切れは論外だが過剰在庫を避け在庫量を適正にしたい! ・スケジューラ
を導入したがリードタイムが減らない! ・ストップウォッチによる作業時間
計測は時間も労力も掛かりすぎる! ・FMEAやFTAを導入したいがよいツール
が見つからない!
→ 生産計画・最適在庫・動作分析・品質リスク管理に関する多くのお客様の
お悩みに、私どものアンサーをお届けします。
http://www.kke.co.jp/mot/seminar/20090605.html
●Autodesk Solution Day 2009 ●東京 6/5
http://www.myautodesk.jp/asd09/index.html
★第16回SBD利用技術研究会★大阪 6月12日(金)
http://www.sbd.jp/lab/meeting/16th.htm
[ 2009.05.21 from R.Kamachi ]
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●編集後記
以前にも触れた定額給付金の話ですが、「何に使ったのか?」と聞かれるこ
とがあります。給付金をコレに!という使い方はしていないのですが、入金
されたタイミングで支出したものといえば住宅更新料...マイナスですけど...
[ 2009.05.21 from R.Kamachi ]
<SBDプロダクト>
○midasNFX -------------------------------------構造解析
○SolidWorks(Flow)Simulation -----------------構造(熱流体)解析
○Femap with NX Nastran ------------------------構造解析
○ANSYS DesignSpace-----------------------------構造解析
○FloEFD ---------------------------------------熱流体解析
○FloTHERM -------------------------------------電子機器専用熱流体解析
○Autodesk Moldflow ----------------------------プラスチック充填解析
このメールマガジンについて
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○ご意見・ご感想
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