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メールマガジンバックナンバー Vol.279
「統計学を拓いた異才たち」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2008-10-09<Thu> [Vol.279]

 ┃S.B.D. MAIL MAGAZINE  2008-10-09[Vol.278]
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 ┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc.  http://www.sbd.jp
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先日、東京の麻布十番にある中華料理店で上海蟹を食べるチャンスに恵まれ
ました。秋に上海に行くと、時々食べるチャンスに恵まれるのですが、手は
汚れるし、匂いはしばらく取れないし、決して好きになれなかった。

ところが、この麻布十番のお店。
蟹をそのまま出すのではなく、まずは甲羅の部分に蟹肉を入れたものが出て来
て、次は足(手?)の部分が固い皮を剥いた形で、盛られて出て来て、、、、、
と、全く手を汚さずに食べることが出来て、すっかり上海蟹の虜になってしまい
ました。

自分で払わなかったので値段はわかりませんでしたが、上海で買うと40元くら
い(600円)の蟹が、付加価値が付いて10倍くらいにはなっているでしょう
ね。皆さんのお仕事も、消費者が喜んでお金を出して貰うために、どうやって製
品に付加価値を付けるか日々考えておられるのだと思います。

さて、上海蟹も秋がシーズンですが、CAEも秋がユーザ会のシーズンです。
私たちSBD営業部も、熱流体解析のユーザ会を、11月5日に開催することを
決定しました。

昨年は、六本木ヒルズで開催しましたが、今年は交通の便を考えて、東京駅に直
結している「東京ステーションカンファレンス」で行います。

今年の基調講演は、電子機器の熱設計のコンサルティングを専業としている、(株)
ジィーサスの藤田哲也さんに、熱設計の手法を、わかりやすく解説して貰いま
す。 「熱対策はやって当り前。 いくら上手にやっても、付加価値として認め
て貰えない。」(サーマルラボ 国峯尚樹氏)のだそうですが、「当たり前」の
ことの頭の整理に、どうぞ、午前中からのご参加をお勧めいたします。

ホームページも立ち上げましたので、どうぞお早目にお申し込みください。
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2008/uc2008/index.htm

[2008.10.09 from T.Sumiya]

... ユーザーフレンドパークVol.27 ................................................
●ラグビー部
皆さんの会社では、解析を行う体制はどのようになっていますか?解析専任
の部署もあれば設計がメインで時折解析を行う担当の方もいるでしょう。

当社では、特に解析を専任とした部署は無いのですが、研究所や各部署の有
識者で構成された「解析チーム」というものがあります。私はこのチームリーダ
ー的なポジションに位置するのですが、不思議なことに、いつの頃からかこの
解析チームは「ラグビー部」と呼ばれ、私はその司令塔と呼ばれるようになっ
ています。

解析チームには、クレーム対応や理論的な考察が必要な解析、また複雑な装
置設計のための解析などの依頼が届き、私が適材適所の担当へそれらアイテ
ムを振り分けます。各担当者は解析の背景や結果に対する要望を理解した後
は、各自で解析の段取りを行いアウトプットを判断し、報告書を作成します。そ
の過程で私と数度の打合せを行い、方向性がまるでダメな場合にはやり直し、
順調であれば結論まで持って行かせる。との体制を敷いています。

・・・ということで、第三者的に見るとラグビーのプレースタイルですねぇ。私
がボールを受けたら後ろへパスし、パスを受けた人間はひたすら前へ進む。途中
でノックオンしたりタックルを受けると再プレーで、順調であればトライまで突
進、と。うーん、誰が言い出したのか知りませんが、なかなか的を射た表現です
ね。「ラグビー部」。。。実は私が一番楽してる??

ただ、トライした人をヒーローにさせたり、激しいプレーが続いた後には休息を
与えたりするのは司令塔の役目。そこら辺は私も気を配りながら進めてます。
・・・ん?なんか取り繕ったコメントっぽいですか??

しかし、よくよく回りを見渡すと「温泉卓球部(ゆるい球のやり取りばかりで結
論を出さない)」、「素人将棋部(詰めが甘い)」などなど、不思議な部活動を
やっている人もいますよね・・・!?

[ 2008.10.09 from TomTom ]

... 産学ブリッジ研究紹介 Vol.6 ...................................................
設計根拠管理データベース●設計プロセスの清流化 その3

DSM分析が、もし手戻りが発生しても手戻り量が少なくなる作業手順を導き
出してくれるとても興味深い分析手法だということまで、前回お話ししました。

この手法に関心を持っていただいたとしたら、
「では、どうやって現状の設計プロセスをDSM分析をして見直せばいいの?」
ということになりますよね。

それではまず、DSM分析を行うために必要な設計プロセスに関わる「情報」を
整理してみます。前提として、今回は複数の設計者でチーム組んで行う設計
を想定してみます。

たとえば、設計者Aさんが設計をして仕様書Aを作成したとします。
その仕様書Aを見ながら、次に設計者Bさんが詳細設計を行い仕様書Bを作成
します。そして、設計者Cさんが仕様書Bを参照し、量産設計を行うとします。

このように、製品を企画してから製造まで至るためには設計者から設計者へ仕
様書を介して設計情報のリレーを行い設計を詰めていくのが一般的な設計の
流れだと思います。

DSM分析を行うために必要な情報は3つあり、上で説明をした例の中にすべて
含まれています。

・設計者が行う設計のプロセス名 (設計者Bさんの場合は「詳細設計」)
・設計を行う際に参照するドキュメント (同じく「仕様書A」)
・設計を終えた後に作成するドキュメント (同じく「仕様書B」)

これさえわかれば、DSM分析を行うことができる、というわけです。

上の例で説明したように、このある人の作成したドキュメント次の人に参照され
ますからこの3つの情報はドキュメントを通じて連鎖し、設計全体の情報の流れ
を構成します。このように、設計情報・設計根拠が含まれているドキュメントの
入出力に着目して、どの設計が、他の設計からどのように影響を受けているか
を整理することが、DSM分析への第一歩となります。ISOを取得されている方な
ら案外簡単だと思いませんか?

私たちが開発したDSM分析ツールでは、DSM分析に必要な3つの情報を
Microsoft EXCELを使って簡単に整理できる仕組みを用意しています。

次回は、3つの情報の影響関係に注目し、DSM分析による設計プロセス清流
化の本質に迫ります。
           [ 2008.10.09 from N.Kanatani ]

... ひろこの部屋 リターンズ Vol.26 .............................................
メッシュ形状●綺麗なメッシュとは?

こんにちは、ひろこです。私の数学の先生で、理にかなったものは美しいと
いうことを熱弁した人がいました。例えばお寺の屋根には緩やかなカーブが
かかっていますが、そのカーブは2次曲線で表現できるそうです。その他、
波や渦など水の動きも数式で表現することができます。

さて、メッシュ作成の場面では「綺麗なメッシュ」という表現が使われることが
あります。この「綺麗なメッシュ」とは一体どのようなものでしょうか。
まず、個々の要素が持つ辺の長さに極端な偏りがない、つまり要素が正四
面体や正三角形などに近い形状をしています。メッシュサイズが部分的に異
なる場合は、緩やかに大きさが変わっていきます。つまり、均一で滑らかなほ
ど、綺麗ということになります。

美的感覚は個人差があり、極端なサイズ変化のあるメッシュに魅力を感じる
方もいるかもしれません。しかし、上記は有限要素法の特性に基づいた科学
的な根拠があり、精度の良い計算が期待できます。恐らく、CAEを続けること
で「綺麗なメッシュ」に含まれる意味を理解し上記の感覚を享受できる日が来
るでしょう。

食欲の秋、読書の秋など様々な過ごし方がありますが、CAEの中に美を見出
して芸術の秋を堪能してみてはいかがでしょうか。

[2008.10.09 from H.Horiuchi]

... 樹脂猫の手も借りたい Vol.24 ...................................................
解析をどのように活用したか?●第六回
先週NHKドラマ8の「キャットストリート」が終了した。
2話の最後にキャットストリート=野良猫の集まり(集会)と紹介していました
がそのままだと猫通り?のことかと思いすよね(笑)弊社の本社前の通りがまさ
に猫通りです。そんなことはどうでもいいのですが....

では本題だニャン。Λ Λ
        (=^-^=)

前回に引き続きお客様の解析の事例です。
漏れ聞こえる携帯の話から、反りがほとんど出ていない!ということがわかりま
した。現場についてみると、クライアント様、同行した私、成形メーカー、金型
屋さん、成形機を持っている会社の5社が集まりました(笑)
実際のモデルを見てみるとたしかに反りは出ていません。

ここで2つの点に気がつきました。1つは解析したモデルと成形しているモデル
が若干違うこと、そしてエジェクトした際にスプルーが金型に残ってしまうこと
でした。
                               つづく

            [ 200810.09 from S.Maeda ]

... 統計のあれこれ Vol.15 .............................................
●統計学を拓いた異才たち

こんにちは、行武です。今日は、書籍のご紹介です。この書籍については、
Minitabという統計ソフトウェアのニュースレターでもご紹介したのですが、
SBDメルマガの読者のみなさまにも(特に統計にご興味のある方に)、オスス
メしたいと思います。

書籍のタイトルは「統計学を拓いた異才たち」です。著者は、デイヴィッド・
ザルツブルグ、訳者は、大阪大学の竹内惠行先生、熊谷悦生先生です。

統計を勉強したり、統計ソフトを使ったりしていると、おそらく人物名であろ
うカタカナのついた統計手法に出会うことがあります。

思いつくままに代表的な名前をあげてみると、ピアソン、フィッシャー、コル
モゴロフ、テューキー、ボックス-コックスなどです。それぞれ、相関関係を
見たり、正規性の検定を行ったりといったことで、これらの手法を使ってはい
るものの、そもそもこれらの統計学者は一体どんな人だったんだろうという興
味がずっとありました。そんなときに、この書籍に出会いました。

目次としては、「第2章:歪んだ分布」、「第3章:かの親愛なるゴセット氏」、
「第7章:フィッシャーの勝利」、「第12章:「信用」詐欺」「第16章:母数
を取り除く」、といった具合に、統計を使ったことのある人ならば、何が書い
てあるのだろうと興味を引く内容ばかりです。

ステューデントのt分布を発見したゴセットは、ギネス社の社員であったり、
統計学のピカソと呼ばれるテューキーは様々な統計手法を考え出す天才であっ
たり、コルモゴロフは数学のモーツァルトとよばれていたり、と、これらを知
ることによって統計手法に一層の親しみがわいてきます。

数学や統計を専門でやっていない方でも、読み物としてとても興味深い内容に
なっていると思います。秋の夜長の読書にいかがでしょうか。

                  [ 2008.10.09 from S.Yukutake ]

... (続)構造解析よもやま話 Vol.6 .............................................
●非線形解析

世界の金融市場がゆれている。日本の政治もゆれている。最近地震が多い。

販売開始したFEM製品の技術検証をメインの仕事にしている。
ここ1カ月ほどずっと試解析をおこなっていた。接触面が多く、さらに
材料非線形でヘビーな問題だった。

いくつかの感触を持った。
1.テトラ要素は1次要素は非常に精度が悪いが、材料降伏問題だと降伏の
ためか2次要素の90%程度の変位・応力で計算できそう。そうであれば、
計算時間の短縮のため、1次要素を使うのも良いのではないか。
接触を含むと収束させるためにパラメータ調整で何度も繰り返し計算するので、
最初に1次要素で計算しておき収束したら、最後に2次要素で計算する。。
というのも効率的ではないか。
2.通常要素重心で降伏判定するのだが、このため、片持ち梁だと、梁の高さ
方向もそれなりにメッシュ分割しないと精度上問題がありそうだが、意外とそ
うでもなさそう。
などなど。。

[ 2008.10.09 from K.M ]

... イベント情報 ........................................................................
●SBD熱流体ユーザーカンファレンス2008●11/5
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2008/uc2008/index.htm

有料●SolidWorksユーザーのための構造解析再入門●10:00~17:00
◆東京11/27 ◆名古屋12/3 ◆大阪 12/4
初級者がつまずきやすいところをもう一度学び直すお手伝いをさせて頂きます。
 SolidWorksを使っている方で、構造解析に興味がある方、COSMOSWorksを既に
導入して使っているけれど、なかなか自信が持てない方に最適です。
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/regular/kozoretry/index.htm

●FLOTHERM無料体験ワークショップ●東京11/6
http://www.sbd.jp/event/monthly/flotherm

有料●設計者のための構造解析技術セミナー●名古屋12/10・11
http://www.sbd.jp/event/regular/kozo

有料●CAEを使った機械設計特訓講座●東京10/9・10・23
http://www.sbd.jp/event/regular/oyaji/oyaji1.htm

●設計者CAE 個別活用相談会●東京・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/event/regular/consul

●FEMAP with NX Nastran体験セミナー●東京・名古屋・大阪で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/product/kozo/fe.html#seminar

●EFD製品操作体験セミナー●東京・大阪・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/event/monthly/efdho

●設計者CAEハンズオンセミナー●東京・大阪・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/event/monthly/cmho

●統計解析ソフトMinitab紹介セミナー●東京で毎月開催中!
http://www2.kke.co.jp/minitab/seminar_intro.html

●粒子法紹介セミナー●東京・大阪・名古屋で毎月開催中!
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/monthly/mps/index.htm

●Moldflow 国際ユーザー会 iMUG2008●東京11/26-27
http://www.moldflow.com/stp/english/newsroom/imug/2008_tokyo_JP/

          [ 2008.10.09 from R.Kamachi ]

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●編集後記
今週はボリュームたっぷりです、読書(メルマガ)の秋になりましたでしょうか。
私も秋の夜長にコソコソ読んでいるものがあります。「六本木で働いていた元
社長」と検索すればトップで出ます。彼がブログを再開しているのです。私生
活から政治経済、ノーベル賞の話まで!やはり情報収集はお得意のようですね。

        [ 2008.10.09 from R.Kamachi ]


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