メールマガジンバックナンバー Vol.253
「CAEの話題」
SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。
S.B.D. MAIL MAGAZINE 2008-03-27<Thu> [Vol.253]
┃S.B.D. MAIL MAGAZINE 2008-03-27
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. http://www.sbd.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先週は大変失礼しました。
メルマガ発行日の木曜日が祭日でしたので、"メルマガ休刊日"にしましたが、
前もってお知らせしていなかったので、【福田内閣メールマガジン】が届いたの
に、なんでSBDメルマガが届かないの?。。。。とお叱りを頂きました。つい
でに、最近雑談が多くなって、CAEに関する話題が少なくなったねぇ、と辛口
な意見を頂きました。
反省を込めて、CAEの話題からスタートします。
近年、構造解析のソフトの伸びが止まっているような気がします。全体には、製
品設計に構造解析が使われる頻度は高まって来ていると信じたいのですが、3次
元CADの中に一機能として、構造解析の機能が入って行くようになったために、
構造解析ソフトの販売本数は頭打ちになってきています。
展示会などで見かけるCAEソフトも、流体解析は大流行ですが、汎用の構造解
析はすっかり姿を消した感があります。白物家電がそうであるように、もはやど
このメーカーの物を買っても、製品の性能はたいして変わらず、どのソフトを使
うかではなく、どう使うかでしか差がつかない時代に入って来た、ということで
しょうか?
それほど普及したのであれば、本来ならば喜ぶべきことなのでしょうが、まだ
「これが無いと設計できない!」と言われるほど、設計の基幹ツールにはなり得
ていない気もします。
私がこの業界に入った20年前などと比べるとメッシャーやGUIは大幅に改良
されましたが、解析結果の応力度を見て、どう設計にフィードバックをするかは、
今も昔もユーザに委ねられたままですね。
このメルマガが、少しでも皆様にお役に立つように頑張りたいと思います。
[ 2008.03.27 from T.Sumiya ]
---今週の目次---------------------------
◇◆ひろこの部屋リターンズ Vol.9
シェルの形状●逆さ富士
◇◆統計のあれこれ Vol.4
●見積もりと不確実性(1)
◇◆樹脂猫の手も借りたい Vol.5
MPI Ver6.2●新機能 その5
◇◆産学ブリッジ研究紹介 Vol.3
明るさを数値化する●明るさ尺度値
◇◆ユーザーフレンドパーク Vol.9
●サポートの温もり
◇◆イベント情報
●CAEを使った機械設計特訓講座 他
... ひろこの部屋 リターンズ Vol.9 .............................................
シェルの形状●逆さ富士
こんにちは、ひろこです。春らしい暖かい日々が続くようになりましたね。天気
の良い週末などは、少し遠出をしてみたい気分になります。東京からだと富士五
湖あたりが軽いドライブには最適でしょうか。そろそろ湖面の氷も融け逆さ富士
が拝めるようになったことでしょう。
今回は逆さ富士と一緒にシェル要素が計算している形状について確認しましょう。
シェル要素では厚みを数値で入力します。要素の位置を中心に入力された値の半
分が表裏それぞれに考慮されます。湖面を境に富士山と逆さ富士が同じ形をして
いるのと同様、要素位置を中心に対称形状です。
この性質により、シェル要素が表現できる範囲は制限されてしまいます。例えば
角部のフィレットや面取りなどは表現できません。新幹線から富士山の右側に見
える小さな出っ張り(宝永山)を表現させるのも難しいでしょう。このような細
かい形状を考慮して計算を行いたい場合はソリッド要素を用いる必要があります。
末筆ながらシェル要素の話でなぜ富士山を選択したのか自分でも謎です。
今後は要素の選択同様、私のたとえ話もベストチョイスを目指します。
[ 2008.03.27 from H.Horiuchi]
... 統計のあれこれ Vol.4 ............................................................
●見積もりと不確実性(1)
こんにちは、行武です。今日も今までの話を引っ張ります。
「東京駅から新大阪駅までの直線距離は、どれぐらいだと思いますか?」
これに関して、東京駅~新大阪駅間を新幹線や自動車で利用したことがない方で
も、日本に暮らしている方であれば、おおよその答えが得られるのではないかと
思っています。
つまり、日本列島の長さや地球の大きさを無視しないと考えるならば、その距離
の見積もりは、だいたい同じになる気がします。例えば、東京駅~新大阪駅間数
の直線距離の回答としては、数百km~1,000kmくらいの見積もりの範囲が妥当で
はないでしょうか。
この妥当な値(あるいは妥当と思われる値)を無視して、とてつもなく大きな値、
または小さな値を与える人がいた場合、その人はおそらく、日本や日本の地理に
ほとんど詳しくないために、別の事実からの影響を強く受けた上での発言になっ
ていることでしょう。
例えば、大きな大陸に住む方であれば、5,000kmはあるのではないかと主張する
こともあるでしょうし、小さな島に住む方であれば、よくはわからないけど500m
はあるに違いないと推測することもあるでしょう。
もしくは、直線距離は「必ず見積もった範囲内に含まれるべきだ」という安全側
に立った観点から、他の者にとっては、あり得ないまでの余裕を持った見積もり
範囲を提示することもあるかもしれません。なぜなら、含まない値を見積もった
ことにより、後で批判されるかもしれませんので...。
仮に答えが一緒になったとしても、その答えに至るまでの過程は千差万別です。
うーん、全然まとまっていませんが、次回、このあたりことをもう少し考えて
みたいと思います。
[ 2008.03.27 from S.Yukutake]
... 樹脂猫の手も借りたい Vol.5 ...................................................
MPI Ver6.2●新機能 その5
突然ですが、皆さんは猫舌ですか?私は残念ながら猫舌ではありません。熱いラー
メンとかもスイスイ食べてしまいます。自分では猫人間とか、前世は猫だったと
言っているわりに猫舌ではないので、妻からも「おまえは猫じゃない!」とよく
言われます。
しかし、ちょっと前の動物番組でオーブントースターで真っ赤に焼かれた海老を、
爪で引っかけて引っ張り出し、ハフハフ食べる猫を見ました。また、フリーペー
パーのR25 185号にも猫舌の話題が載っており、猫が好きであれば、多少熱い食
べ物や飲み物も食べると書いてありました。あ~よかった!
では本題だニャン。Λ Λ
(=^-^=)
樹脂は熱いプラスチックを金型に流し込んで固化させますが、熱硬化性樹脂はそ
の反対で熱を加えて樹脂を固めます。MPIでもMPI/Reactiveがそれらを解析する
ことができ、弊社でもゴム業界を中心に多くのユーザー様がいらっしゃいます。
MPI Ver6.2でも新機能としてガスベントの設定ができるようになりましたのでバ
キュームといった真空を考慮することができるようになります。空気の抵抗等を
考慮した解析ができることはかなり画期的ではないかと思います。
[ 2008.03.27 from S.Maeda ]
... 産学ブリッジ研究紹介 Vol.3 ...................................................
明るさを数値化する●明るさ尺度値
モノがどう見えるかは照度よりも輝度を使った方が適切であり、さらに人間にとっ
てどう見えるかは輝度だけでは説明しきれないことを前回まで書いてきた。東京
工大の中村芳樹准教授の研究成果である"明るさ尺度値"は、その人間にとって、
モノの明るさがどう見えるかを13段階尺度で数値化したものである。
その明るさ尺度値の考え方を簡単に説明する。この手法は、視野内のあるモノの
明るさを考える際に、その部分の輝度に加え、人間の視覚特性も考慮するという
点が特長である。その対象に隣接する部分との輝度比、少し離れた周辺部分との
輝度比、さらには視野全体との輝度比が考慮され、その対比の大小が明るさ尺度
値に反映されるのである。日常、当然のことのように見ているが、あるモノが、
異なる環境で同じ輝度を保っていても、周囲が暗い環境の方が明るく感じるので
ある。この明るさの違いを数値で表すことが可能になったのである。
モノは単独で存在することはあり得ず、それを取り囲む環境によってどう見える
かを考慮して設計すれば、高齢者にとってのモノの見易さや安全性、作業者にとっ
ての操作性向上、確実に見えるサインのデザインなど、設計に付加価値をつける
ことができるのではないかと考えている。 (続く)
http://www4.kke.co.jp/lumino/
[ 2008.03.27 from T.Sawada ]
... ユーザーフレンドパーク Vol.9 ................................................
●サポートの温もり
こんにちわん!わん!! 春ですね~ 青い空、さわやかに吹き抜ける風・・・
こんな日は、恋人と肩並べ、海辺で潮風と春の柔らな日差しを浴びながら・・・
なんてのにあこがれるのは、奈良に海がないから?!ないものねだりなんでしょ
うか。。。 最近、技術サポートに温もりを求めてしまうのも、これまた日々の
生活の中に、優しく包んでくれる人がいないからか?!? (まぁ、まぁ、まぁ)
COSMOSFloWorksをver.2001から使い始めた頃、容易な操作性やCADとのシームレ
スに連携する魅力は、汎用ソフトの利用に関してまったく無知だった自分には、
安心できるソフトでした。しかし・・・ いざ使うと、メッシュが切れなくてエ
ラー・・・メッシュ作成に何時間もかかる・・・走ったと思ったら発散する・・
・とか、とにかく結果が出せない、毎日が非常事態でした。
その頃、頼みの綱は技術サポートしかなかったのですが、サポートは通常、『原
則、メールでお願いします』とか言われます。でもね~、皆さんどうなんでしょ
う?メールで解決できる問題なんて少なくないですか?なかなか伝わらない、誤
解される、解析の環境や細かな条件や・・・時間ばっかりかかる! だから、い
つもメールしないで電話してました(ごめんなさい)。しかも隣の部署か!って
言うくらい、頻繁に一日何度も! ま、今もかっ?!
使い始めた頃は、サポート側でもまだ把握できていなかったことも多く、例えば
・・・
『こんなふうな解析したいんだけど・・・できますか~?』 ⇒ 『やってみな
いと何とも言えませんね~』
『○○○機能を使ったんですが・・・これであってますか~?』 ⇒ 『こちら
ではやったことがないので~』
『なぜうまくいかないのか調査できますか~?』 ⇒ 『開発元に問い合わせる
ので、4、5日待ってくださ~い』
とまぁ、『それ、回答になってないやん!』のオンパレード。でも、いつも最後
まで一緒に悩んでくれて。それが楽しくて。だから頑張れた。ソフトもサポート
も自分も・・・み~んな一緒に育ってきたな~って実感です。
ところが・・・最近は驚くことに(失礼な!スミマセン)、問合せに対して即答
かつ的確なことが多いんです!喜ばしいことなんですが、反面、つまらないと言
うか・・・、張り合いがないというか・・・、はとが豆鉄砲状態です。サポート
レベルが上がることは大歓迎ですが、温もりのあるサポートを忘れて欲しくない
ものです。優しく包んでくれる恋人のように。。。(それも気持ち悪いか?!?)
[ 2008.03.27 from Mt.Fuji ]
... イベント情報 ........................................................................
有料●CAEを使った機械設計特訓講座●東京4/22・23・5/9
http://www.sbd.jp/event/regular/oyaji/oyaji1.htm
有料●設計者のための構造解析技術セミナー●東京6/4・5
http://www.sbd.jp/event/regular/kozo
●設計者CAE 利用技術相談会●東京・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/event/regular/consul
●FEMAP with NX Nastran体験セミナー●東京・名古屋・大阪で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/product/kozo/fe.html#seminar
●EFD製品操作体験セミナー●東京・大阪・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/event/monthly/efdho
●設計者CAEハンズオンセミナー●東京・大阪・名古屋で毎月開催中!
http://www.sbd.jp/event/monthly/cmho
●統計解析ソフトMinitab紹介セミナー●東京で毎月開催中!
http://www2.kke.co.jp/minitab/seminar_intro.html
●生産・物流シミュレータ「Factor/AIM」体験セミナー●東京4/15
http://www4.kke.co.jp/bpr/seminar/2007/20080415.html
招待券申込受付中●TECHNO-FRONTIER2008 熱対策技術展●幕張4/16-18
http://www.sbd.jp/event/2008/tf
大塚商会様主催●CAE総合セミナー「未経験者~解析専任者まで」●東京 4/16
http://event.otsuka-shokai.co.jp/08/0416cae/
東芝プロセスソフトウェア様主催●CAD+CAE体験セミナー●八王子4/7
詳細お問い合わせ先cadsales@toshiba-pro.co.jp TEL:042-333-6028
[ 2008.03.27 from E.Kawamura ]
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
●編集後記
「植物の神秘生活」を読みました。"植物は人の心を読める"というバックスター
効果から、土壌中の微生物や惑星の運行、細胞の仕組み、電磁波の影響、治療法
やユリ・ゲラーまで、科学と宗教と哲学をごちゃまぜにしたような幅広い内容で
す。神秘的な植物たちの生態を知ることで、お花見への臨み方もちょっと変わる
かもしれません。・・・でもやっぱり飲んだら一緒かな・・・
[ 2008.03.27 from E.Kawamura ]
◇◆このメールマガジンについて◇◆
○配信登録・変更・停止・バックナンバー閲覧
http://www.sbd.jp/sbd/magazine/index.html#mgz
○ご意見・ご感想
mailto:sbdmgz@kke.co.jp
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
Copyright(C) 株式会社 構造計画研究所 SBD営業部
東京都中野区中央4-5-3 TEL03-5342-1051/FAX03-5342-1055
http://www.sbd.jp
発行責任者:角家強志 編集担当:川村榮子
※掲載記事の無断転載を禁じます。本内容の記述の内容を実問題に利用
される場合、弊社の承諾は不要ですが、使用者の自己責任でご利用ください。
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴




