メールマガジンバックナンバー Vol.238
「EFD.Lab新バージョン」
SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。
S.B.D. MAIL MAGAZINE 2006-08-31<Thu> [Vol.238]
┃S.B.D. MAIL MAGAZINE 2006-08-31
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┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. http://www.sbd.jp
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先々週のこの欄で書いたEFD(熱流体解析ソフト)の販売代理店向け新機能
紹介と操作トレーニングが無事終了し、いよいよ来月から紹介セミナーを開催
します。
新バージョンでは従来の最大1/10のメッシュで短時間で精度よく解を求めるこ
とができる「Thin Wall」機能をはじめ、様々な機能が盛り込まれました。
トレーニング講師はモスクワから来た若いエンジニアでしたが非常に優秀で、
当社のエンジニアも今までよくわからなかった機能や使い方について、だいぶ
理解を深めることができたようです。紹介セミナー終了後は希望により個別に
相談をお受けする用意もしていますので気軽に声をかけてください。
「EFD.Lab」をお使いのユーザには本日新バージョン(Ver.7)を発送しました
のでまもなくお手元に届くと思います。楽しみに待っていてください。
ユーザはもちろんのこと、これからあらゆる熱と流れの問題をシミューレーシ
ョンして設計に役立てていこうとお考えの方はぜひご参加下さい。
9月15日(金)東京を皮切りに、19日(火)大阪、20日(水)名古屋と全国3
ヵ所で開催します。ユーザの事例発表もありますので参考になると思います。
詳細は下記URLからどうぞ。
http://www.sbd.jp/event/2006/efdv7
[ 2006.08.31 from J.Ofuchi ]
---今週の目次---------------------------
◇◆技術探訪
流体力学●「流れのふしぎ」より No.10 ~渦~
機構解析●振動学-非線形振動(その2)
◇◆ひろこの部屋 NO.97
熱伝導解析の応用●静電場と静磁場
◇◆シグマの話 NO.23
●統計の皮肉
◇◆SBD製品最前線
樹脂流動解析●MPIの機能 その6
◇◆イベント情報
●中部設計者CAE実用講座 他
... 技術探訪 ..............................................................................
流体力学●「流れのふしぎ」より No.10 ~渦~
渦というのは身近な流体現象のひとつですね。どなたでも台風、竜巻、渦潮な
どが思い浮かぶと思います。お風呂の栓を抜いたときにもできますよね。そん
な身近な「渦」ですから、流体力学の世界では、とても基本的な事柄であると
思われるかもしれません。ところが、いざ力学として捉えようとしてみると、
意外と扱うのが難しい事柄である、というのが流体力学を多少なりとも学んだ
者としての実感です。
渦を力学的に捉えた事柄を若干ご紹介します。
ある位置を中心に回転している流れ、というのが渦です。半径方向の流速分布
によって分類されています。
①「自由渦」:流速が半径に反比例。つまり内側ほど流速が速くなります。別
の言い方で「渦なし流れ」などというのですが、こういうことが混乱の元にな
ります。
②「強制渦」:流速が半径に比例。つまり外側ほど流速が速くなります。回転
速度で言うと一定になります。固体を回転させたときと同じ状態です。
台風など自然界の渦の多くは、基本的には自由渦に近い状態です。ただし、中
心付近では、強制渦の状態になっています。この強制渦の範囲が台風の目に相
当します。
参考書:「流れのふしぎ -遊んでわかる流体力学ABC-」
日本機械学会編、石綿良三・根本光正著、講談社発行
[ 2006.08.31 from Y.Iijima ]
機構解析●振動学-非線形振動(その2)
非線形振動は弱非線形振動系と強非線形振動系に分類されます。
前回ご説明した以下の非線形振動の方程式は弱非線形振動系の方程式となりま
す。
..
w + w^2*w + αw^3 = 0 (式-1)
これは振り子運動で言えば、一回転するような場合を含む強非線形振動系と異
なり、静止状態の付近で振動している状態に対応します。この方程式の解を求
める手段としてはルンゲクッタ法に代表される数値解法があります。よく、耳
にする手法とだと思いますが、その他、平均法、調和バランス法、摂動法など
もあります。
数値解法については、多くの著書が世の中に出回っておりますので、興味ある
方は覗いてみてください。機構解析や流体解析などその他の解析でも使われて
おりますので新たな発見があるかもしれません。
[ 2006.08.31 from K.Taguchi ]
... ひろこの部屋 NO.97 ...............................................................
熱伝導解析の応用●静電場と静磁場
こんにちは、ひろこです。高校の物理では電気・磁気関係の問題が苦手でした。
特にフレミングの法則では、試験中に腕が捩れてしまい苦労しました。
さて、電磁場解析ソフトを扱っているかという問い合わせを頂くことがありま
す。工学の世界では希少な要望なのか専用のものは高額なソフトばかり目に留
まります。
先日訪問したお客さんは、高額なソフトの代わりに熱伝導解析を利用したいと
仰っていました。実は、熱伝導解析に使用されている方程式は静電場や静磁場
で利用する方程式と同じものを利用しているのです。
熱伝導解析では温度差と熱伝導率の積から熱容量を計算しています。同じよう
に静電場では電場と導電率の積から空間電荷が、静磁場では磁場と遊磁率の積
から電流が導き出されます。
但し上記のような解析を行うときには単位系に矛盾がないようにご注意下さい。
これは、右手でフレミングを解くくらい危険です。
☆ひろこのブログ☆ 気まぐれで更新中!
[Hiroko's Room] http://blogs.yahoo.co.jp/horiu419
[ 2006.08.31 from H.Horiuchi ]
... シグマの話 NO.23 ...............................................................
●統計の皮肉
こんにちは。行武です。今日は、統計に関して少し詳しくなったみなさまに、
統計の皮肉をご紹介します。これが、なかなかオモシロイのです。
まずひとつめ。
-「学会・論文発表のための統計学」より一部編集
統計学とは、頭がオーブンの中にあって、足が冷蔵庫の中に
あれば、「平均して暖かい」と記述する科学である。
うはー、これは、ある意味当たっていますよね。平均、平均って言いすぎじゃ
ないの?という皮肉がこめられています。確かに、データ分析を行う上では、
平均値と統計は切っても切れない関係にあり、平均値はいろいろな統計手法や
検定の中で使われていますから、こう言いたくなる気持ちはわかります。
ふたつめ。
-「実践としての統計学」より一部編集
A君は、成績のよい1組に在席していました。A君は、そのクラス
の中ではそれほどよい成績ではありませんでした。ある日、A君
は1組よりは成績のよくない2組にうつりました。その結果、1組
の平均の成績も2組の平均の成績も、見かけの上であがりました。
これは、医学統計学で治療法や検査法の比較でよく使われるパラドックス(逆
説)だそうです。思わず「うーん」とうなってしまいます。
これらの話はどちらも「実際の現状を見ずに、データだけ見て分析すると、大
きな勘違い(というより大怪我?)をしますよ」という教訓にもなります。
統計に詳しいからって威張っててもしょうがありませんし、統計結果がこうな
ってるのだから、これでいいのです!なんていうのはナンセンス。実際の現状
とデータをつき合わせて結果を導き出すこと、これが肝心です。
[ 2006.08.31 from S.Yukutake ]
... SBD製品最前線 ........................................................................
脂流動解析●MPIの機能 その6
前回に引き続きMoldflow Plastics Insightの機能についてご紹介していきた
いと思います。
今回から解析に必要なための操作説明に入っていきます。
はじめにプロジェクトを作成します。
これは、最初に必要なことであり、1つのプロジェクトの下に複数のスタディ
を構築することができます。つまりある製品の複数の検証を1つのディレクト
リで管理するわけです。
このスタディは整理したり、コピーして違うスダディに使用したりバックアッ
プのように履歴を保存することもできます。
次に、解析には当然3次元CADで作成されたモデルが必要になります。MPIには
基本的にSTLやIGESを読み込みますが、Moldflow Design Linkがあれば、STEP
やParasolid、SolidWorks、Pro/E、CATIAなどのデータを取り扱うことができ
ます。
作成したスタディでデータをインポートします。
次回は、メッシュについてです。
[ 2006.08.31 from S.Maeda ]
... イベント情報 ........................................................................
●設計者CAE実用講座●名古屋9/22
構造解析の基礎 、ソフトのライブデモンストレーション、及びユーザー発表
『設計段階で活きるCAEとは』 と盛りだくさんの内容です!
http://www.sbd.jp/event/2006/CAE/caeseminar.htm
●EFD/COSMOSFloWorks新製品発表会●東京9/15 大阪9/19 名古屋9/20
ユーザー事例有り!3次元感覚の熱流体解析ソフト『EFDシリーズ』及び
『COSMOSFloWorks』の最新機能をご紹介します!http://www.efd.jp/v7.htm
●FEMAP with NX Nastranイノベーションセミナー●名古屋9/6大阪9/12
http://www.sbd.jp/products/nastran/index.htm#nxnis
●EFD.Lab操作体験セミナー●
名古屋9/12、大阪9/20http://www.sbd.jp/event/2006/efdlab1
東京9/6 http://www.sbd.jp/event/2006/efdho
●NTTデータエンジニアリングシステムズ様共催●PLMソリューション先端事例紹介セミナー
仙台9/7 http://www.nttd-es.co.jp/info/event/event.htm#plmseminer
●第10回SBD利用技術研究会●大阪9月8日
詳細:sbdseminar@kke.co.jp 03-5432-1051
●FEMAP with NX Nastran体験セミナー●名古屋9/13東京10/5大阪10/19
http://www.sbd.jp/products/nastran/index.htm#seminar
●設計者CAEハンズオンセミナー●名古屋9月13日
http://www.sbd.jp/event/2006/cmho
●KKE VISION2006●東京9月14日
http://www.kv2006.jp/
●Moldflow ハンズオンセミナー●名古屋 9/19
http://www.sbd.jp/event/2006/mpa_n
●設計者のための構造解析技術セミナー●名古屋9/27-28
http://www.sbd.jp/event/2005/kozo
●CAEおやじの構造設計特訓講座●東京10/11・12・27
http://www.sbd.jp/event/2005/oyaji/oyaji1.htm
●エィ・ティー・システム様主催●SolidWorks2007純正リファレンスセミナー
新潟8/22 http://www.niigataats.co.jp/cad/cad_home.htm
●伊藤忠テクノサイエンス様主催●SolidWorks & COSMOS 2007 What's New セミナー
東京9/13,名古屋9/15http://spider.ctc-g.co.jp/web/fm/plms/2006033g
●ソリッドワークス・ジャパン様主催●3次元モノづくりセミナー
名古屋9/6 新横浜9/13http://www.go-event.info/swj_monodzukuri/
●iMUG06 in TOKYO●東京10/17-18
http://www.moldflow.com/stp/japanese/newsroom/imug/2006/
キヤノンシステムソリューションズ様主催●SolidWorks+COSMOSWorks無料体験セミナー
東京・大阪各日程あり。http://www.canon-sol.co.jp/seminar/sw-seminar.html
[ 2006.08.31 from E.Kawamura ]
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●編集後記
「胎内めぐり」を体験しました。手すりを頼りにお堂を巡るのですが、あの暗
闇と言ったら、いくら目を凝らしても何も見えず、かといって目をつぶるのも
ためらわれるような漆黒です。入る前はなんてことないと思ってたのですが、
実際は五感より先に不安ばかり感じ、薄灯りに安堵する始末。漆黒の闇で皆さ
んは何を思うでしょうか。お試しあれ。
[ 2006.08.31 from E.Kawamura ]
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