メールマガジンバックナンバー Vol.235
「SBDとユーザ」
SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。
S.B.D. MAIL MAGAZINE 2006-08-10<Thu> [Vol.235]
┃S.B.D. MAIL MAGAZINE 2006-08-10
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┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. http://www.sbd.jp
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昨夜古くから付き合いのあるユーザとお会いする機会がありました。
SBD営業部の良いところも悪いところも十分にご存知の方なので、至らないと
ころを中心に有用なアドバイスを聞くことができました。「SBD(Simulation
Based Design)」を旗印に、設計者が使えるCAEパッケージの販売とサポー
トを始めて10年近くがたちますが、まだまだ本当の設計者CAEは立ち上がって
いないというのが彼の分析でした。
耳の痛い話ばかりだったのですが、こんな話をしてくれるユーザを作ることが
できたことが我々にとっての大きな収穫ではなかったのかと慰め半分の気持ち
で帰途につきました。
これからもこんなユーザを増やすことによってユーザも我々も反映していくこ
とができると考えていますので読者の皆さんも製品の機能やバグなどに限らず
販売・サポートに関する忌憚のないご意見・要望をお寄せ下さい。もちろんそ
れらの声に真摯に対応していく用意はしておりますので。。。
ほとんどの読者の方はこれから夏休みだと思います。どうぞよい夏休みを過ご
してリフレッシュしてください。では。
[ 2006.08.10 from J.Ofuchi ]
---今週の目次---------------------------
◇◆技術探訪
流体解析●技術サポートこぼれ話 No.15 ~「Thin Wall」~
機構解析●振動学-回転体の振動(その3)
◇◆ひろこの部屋 NO.94
設計者の観点シリーズ●ボルト締結 その2
◇◆SBD製品最前線
樹脂流動解析●MPIの機能 その3
◇◆イベント情報
●EFD/COSMOSFloWorks新製品発表会 他
... 技術探訪 ..............................................................................
流体解析●技術サポートこぼれ話 No.15 ~「Thin Wall」~
前回、弊社取り扱い流体解析ソフトのメッシュ技術をご紹介しましたが、最新
バージョンでは従来のメッシュの考え方を変える強力な計算技術が搭載されま
した。
従来のカットセルという技術では1つのセル内に固体領域と流体領域を1つず
つしか持つことができませんでした。そのために板金部品のような薄い板を含
む製品の流体解析をするには、薄い板厚と同程度の小さなセル(=メッシュ)
が必要でした。
この問題を解決するために「Thin Wall」という計算技術が開発されました。1
つのセル内に「流体-固体-流体」という3つの領域がある状態を計算する技術
です。これによって従来板厚が薄すぎて計算できなかった問題が計算できたり、
計算時間を大幅に短縮することができます。板金の筐体の中に基板がたくさん
並んだ電子機器の熱問題や数十枚の薄い羽根で構成されるファンの性能評価に
威力を発揮します。
「暑中見舞いはがき用に『Thin Wall』を紹介するかっこいい絵を作ってよ。
夏らしくヨットなんかいいなぁ。」というS部長の気楽な一言から、私の苦労
が始まりました。「ヨットって・・・」。つたないCAD操作で作った自信作(?)
です。ちなみにFLASHは新任のS山嬢作です。是非覗いてみてください。
http://www.efd.jp
[ 2006.08.10 from Y.Iijima ]
機構解析●振動学-回転体の振動(その3)
回転体の振動を扱うにはいくつかの用語を抑えておく必要があります。
今回は、"釣合わせ"、"弾性ロータ"、"剛性ロータ"について説明します。
回転体に質量分布の不釣合いなどが存在する場合には、軸の回転によって遠心
力が生じて、回転軸がふれ回ったり、回転軸を支えている軸受部に変動荷重が
作用します。これらは振動・騒音や軸受磨耗の原因となります。実際の機械で
は、このような不釣合いを出来る限り小さくするような作業を行いますが、こ
の作業のことを"釣合わせ"と言います。
また、回転体と回転軸をあわせた系をロータと言いますが、回転軸の弾性を考
慮したロータを"弾性ロータ"と言い、回転軸の剛性が十分に大きいロータを"
剛性ロータ"と言います。弾性ロータは回転速度が危険速度に近づくと回転軸
がたわむため、たわみによる遠心力の増加分を考慮して釣合わせを行う必要が
あります。
どの用語も市販の参考書によく出てくる用語ですのでこの機会に覚えてくださ
い。
[ 2006.08.10 from K.Taguchi ]
... ひろこの部屋 NO.94 ...............................................................
設計者の観点シリーズ●ボルト締結 その2
こんにちは、ひろこです。方向感覚のある人が始めての土地に行く場合、目印
となる建物と道のりを想像してから出発するそうです。さらに途中で誤った道
を進んでしまった場合は、目印を利用して調整しながら目的地に到達するとの
ことです。
前回触れたボルト締結モデルの境界条件について、先輩設計者のコメントを要
約すると似たようなことが言えそうです。つまり、解析を行う前に対象物がど
の様な変形をするのか想像し、解析結果と異なれば固定箇所を修正しながら適
した固定方法を見つけられれば良いということです。
例えば、ボルトの数が少なく締結部の板厚が薄いなど底板の変形が大きく影響
しそうと判断できる場合は、底板の変形を考慮するためボルト部分を固定して
解析を始めます。変形形状が想像と異なる場合は、実際の製品と境界条件の違
いをもう一度吟味して境界条件を編集します。
解析に不慣れな頃は編集の回数が多いかもしれませんが、自分の頭で考えるう
ちにコツが掴める筈です。但し、迷子になって約束に遅れそうな場合は道を尋
ねるのも得策です。
☆ひろこのブログ☆ 気まぐれで更新中!
[Hiroko's Room] http://blogs.yahoo.co.jp/horiu419
[ 2006.08.10 from H.Horiuchi ]
... SBD製品最前線 ........................................................................
樹脂流動解析●MPIの機能 その3
前回に引き続きMoldflow Plastics Insightの機能についてご紹介していきた
いと思います。
前回までのご説明でGUIとソルバーの説明が曖昧になってしまったのでちょっ
と補足したいと思います。
たとえば熱可塑性樹脂の解析を行うMPI/FLOWはシナジーというインタフェース
によって画面を表示しており、モデルを表示したり、メッシュを切ったりして
います。つまりメッシュを切るのであれば、シナジーライセンス上でできます
ので、Midplane、Fusion、3DどれでもOKということになります。そこから実際
のソルバー=購入したソルバー(Fusionや3D)によって解析することができま
す。
ちなみに解析中はソルバーで行われているので、このシナジーを閉じてもかま
いません。(メモリが節約できます)
タスクマネージャーなどを見ると実行されていることがわかります。
また、解析は夜中に流しておきたいので、1日に解析するモデルを数人で用意
したいけどライセンスが足りないということであれば、このシナジーだけを追
加購入することができます。(もちろん解析はできませんが)
次回からは機能について説明していきます。
[ 2006.08.10 from S.Maeda ]
... イベント情報 ........................................................................
●EFD/COSMOSFloWorks新製品発表会●東京9/15 大阪9/19 名古屋9/20
3次元感覚の熱流体解析ソフト『EFDシリーズ』及び『COSMOSFloWorks』の最新
機能をご紹介します! >>http://www.efd.jp/v7.htm
●Moldflow 国際ユーザー会「iMUG06 in TOKYO」開催!●東京10/17-10/18
毎年開催されるMoldflowのユーザー会が2年ぶりに日本で開催されます。
来年発売予定のMoldflow Plastics Adviserの最新版や国内のユーザー様の事
例を紹介!
http://www.moldflow.com/stp/japanese/newsroom/imug/2006/
●株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ共催セミナー●
ダッソーシステムズ社の講演を含め、PLMソリューションの先端事例といたし
まして、CATIA V5 ソリューションおよび SMARTEAM による、マルチCAD 統合
環境や設計部門と金型部門解析部門とのシームレスな連携により工数削減を実
現した例などをご紹介します。また熱流体解析事例、樹脂流動解析事例なども
ご紹介しますので、是非ご参加下さい。
仙台会場:9月7日(木) 諏訪会場:9月12日(火)
詳細・お申込みhttp://www.nttd-es.co.jp/info/event/event.htm#plmseminer
●FEMAP with NX Nastran体験セミナー●大阪8/17名古屋9/13東京10/5
http://www3.kke.co.jp/sbd/products/nastran/index.htm#seminar
●FEMAP with NX Nastranイノベーションセミナー●東京8/31名古屋9/6大阪9/12
http://www3.kke.co.jp/sbd/products/nastran/index.htm#nxnis
●EFD.Lab操作体験セミナー●
大阪8/21、名古屋8/22http://www.sbd.jp/event/2006/efdlab1
東京9/6 http://www.sbd.jp/event/2006/efdho
●設計者CAEハンズオンセミナー●名古屋8月23日
http://www.sbd.jp/event/2006/cmho/index.htm
●第10回SBD利用技術研究会●大阪9月8日
詳細:sbdseminar@kke.co.jp 03-5432-1051
●KKE VISION2006●東京9月14日
http://www.kv2006.jp/
●設計者のための構造解析技術セミナー●名古屋9/27-28
http://www.sbd.jp/event/2005/kozo/index.htm
●CAEおやじの構造設計特訓講座●東京10/11・12・27
http://www.sbd.jp/event/2005/oyaji/oyaji1.htm
●ソリッドワークス・ジャパン様主催●3次元モノづくりセミナー
名古屋9/6 新横浜9/13http://www.go-event.info/swj_monodzukuri/
キヤノンシステムソリューションズ様主催●SolidWorks+COSMOSWorks無料体験セミナー
東京・大阪各日程あり。http://www.canon-sol.co.jp/seminar/sw-seminar.html
[ 2006.08.10 from E.Kawamura ]
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●編集後記
我が家のメダカ、今年は何軒かの知人の家に里子にもらわれていきました。晴
天続きのお天気のせい(?!)か、順調に卵から孵化し、ボウフラくらいの大き
さからいっちょまえの姿に成長するまで、飽きることなく毎日眺めています。
心は通じ合わないけど、見入ってしまうんだよなぁ。。。
[ 2006.08.10 from E.Kawamura ]
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