メールマガジンバックナンバー Vol.212
「電子機器の熱問題」
SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。
S.B.D. MAIL MAGAZINE 2006-02-16<Thu> [Vol.212]
┃S.B.D. MAIL MAGAZINE 2006-02-16
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┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. http://www.sbd.jp
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電気・電子機器の設計において熱の問題すなわちどうやって熱を逃がすか、
どうしたら効率よく冷やすことができるかを考えることはかなり大変なことの
ようです。実際排熱・放熱問題が片付けば設計の8割方は終わったようなもの
とまで言い切る担当者もいるほどです。
我々も各種熱問題をシミュレーションするソフトを扱っていますが空気やガス
などいわゆる流体まで含めた電子機器内の熱の挙動を解析していくのはそれな
りの技術と時間がかかります。
CAEでも熱問題を解決するための手助けになることは確かですが、その前提と
して熱対策設計の基本を学んでおくことも重要なことではないでしょうか?
当社ではここ数年沖電気の国峯さんに講師をお願いして「電子機器の熱対策セ
ミナー」を開催しています。今年は4月から東京、名古屋で基礎編、実践編2日
間のコースを用意して熱問題でお困りの設計担当者の要望に応えて参ります。
日頃この問題で頭を抱えていらっしゃる方はぜひ参加してみてください。
詳細はこちらから。(各種割引もあるますよ)http://www.sbd.jp/design.htm
[ 2006.02.16 from J.Ofuchi ]
---今週の目次---------------------------
◇◆技術探訪
流体力学●音の壁
機構解析●振動学-振動の分類
◇◆構造解析よもやま話 NO.133
●キーワード:続 うーん。速い (5) ◆板要素 精算法 と 反復法
◇◆ひろこの部屋 NO.71
●ビーム要素の入力
◇◆シグマの話 NO.10
●DMAIC
◇◆CAEおやじセミナー 参加者の声 Vol.10
住宅設備メーカー 石原様●「おやじ先生は怖くない」
◇◆SBD製品最前線
樹脂流動解析●樹脂データベースへの登録
◇◆イベント情報
●設計プロセスに流体解析を!『関西CAE懇話会』流体解析体験教室 他
... 技術探訪 ..............................................................................
流体力学●音の壁
人生にはいろいろな壁があります。練習場では右や左の壁を探している人もい
ますが・・・。
飛行機が発明されて以来、速さを追い続けてきた人類がこの壁に突き当たりま
した。音速に達すると、それまでに無い大きな抵抗がかかることに気づかされ
ました。音速を超えるには、それまでの延長線上では突破できない大きな壁
(圧力の壁)が存在し、それまでに無い、大きなエンジン出力が必要になった
のです。
はじめて、音速を超えるときにはひとかたならぬ苦労があったようです。まず
は、搭載する燃料を少なくするために、試験用の飛行機を別の飛行機につり下
げて上空で、ロケットのように発射しました。もうひとつは、なるべく高度の
高いところで実施する必要がありました。理由の一つは、空気抵抗が少なくな
るため、もう一つは、高所で気温が低くなると空気の音速が遅くなるためです。
ひとたび、音速を超えると、その後は、割と簡単にマッハ2まで到達したそう
です。まるで、何かの上達の話を聴いているように感じます。
[ 2006.02.16 from Y.Iijima ]
機構解析●振動学-振動の分類(自由度から分類)
振動を自由度という観点から分類してみましょう。
系の質点あるいは物体(固体要素)の位置や角度を一つの変数で表すことが出
来る系を1自由度の振動系と言います。質点の場合は空間内を3方向に移動で
きるので拘束がなければ3自由度の振動系となります。
一方物体の場合は拘束がなければ並進3方向とその軸周り3方向で合計6自由
度の振動系となります。平面内を移動する質点は2自由度、平面内を移動する
物体は面に垂直な軸周りの回転も加わるので3自由度の振動系となります。
この先、1自由度系の振動、2自由度系の振動などという言葉が出てきますの
でこれらがどういう意味なのか理解しておいてください。
[ 2006.02.16 from K.Taguchi ]
... 構造解析よもやま話 NO.132 ......................................................
●キーワード:続 うーん。速い (5) ◆板要素 精算法 と 反復法
(4)では ソリッド要素40万節点モデルで、反復法の計算時間は CPU比で 精
算法の40%程度だった。
「10年程前 の雑誌広告では COSMOSWorksの反復法は 精算法に比して1/10
(10%)?。。。 という驚異的パフォーマンスがウタワレテイタ記憶がある。
」と書いたが 恐らくMSC.Nastranでも当時採用していたの精算法だと10%程
度だったかもしれない。その後、MSC.Nastranは より速い現在採用されてい
るスパース法に移行した。
最初移行した頃はスパース法だと大規模モデルでメモリ不足になる傾向があっ
たと記憶するが、私が試したのはソリッド要素で65万節点であるが スパー
ス法で計算されている。 MSC.Nastranの場合スパース法のパフォーマンス向
上や さらにマルチプロサッサー対応に力を注いでいる。
今回は 板要素で 精算法と反復法したので紹介する。
結果をみたい方は次を訪問してください。
http://info1951.hp.infoseek.co.jp/
[ 2006.02.16 from K.M ]
... ひろこの部屋 NO.71 ...............................................................
●ビーム要素の入力
こんにちは、ひろこです。ビーム要素に関しては無知に等しいので、今回は勉
強と平行しての執筆になります。なんだか学生時代の輪講を思い出しました。
では、勉強の成果をご確認下さい。
ビーム要素ではモデル形状に断面の情報が含まれないため、「断面積」「断面
2次モーメント(慣性モーメント)」「断面ねじれモーメント(ねじれ剛性)」
といった属性が必要となります。
「断面2次モーメント」は曲げに対する強さを表すために用いられます。この
数値は断面の積分によって計算されるものですが、基本形状については公式化
されています。「断面ねじれモーメント」は"ねじれ"が発生した時に作用す
るトルクを求めるために用いられ、値は断面積と断面2次モーメントの関数と
して計算されます。
各パラメータは断面形状により決定されるため、最近ではモデル形状から自動
計算されることが多いようです。これで入力部分の不安は軽減されそうですね。
☆ひろこのブログ☆
[Hiroko's Room] http://blogs.yahoo.co.jp/horiu419
[ 2006.02.16 from H.Horiuchi ]
... シグマの話 NO.10 ..................................................................
●DMAIC
こんにちは。行武(ゆくたけ)です。みなさんは、PDCAサイクルというのをご
存知でしょうか。PDCAは、Plan-Do-Check-Action:計画-実施-見直し-改善を
指します。
これは、W・エドワーズ・デミング博士が提唱した改善サイクルです。会社の
上司や先輩から、「いろいろな業務にこのサイクルを当てはめて仕事を進めて
いくことは、非常に大切なことですよ」と教わる例のサイクルです。
PDCAサイクルの話を初めて聞いたときは、ふむ、そんなものだろうな、と感心
したものでしたが、実際はなかなか実行できていないような...。
それはさておき、実はシックスシグマ活動でもPDCAサイクルと同じような改善
サイクルがあります。それが、『DMAIC』と呼ばれるものです。シックスシグ
マについて語るとき、たいていはこのDMAICの説明が出てきます。
Define-Measure-Analyze-Improve-Control:定義-測定-分析-改善-管理
DMAICは上記の略です。これはPDCAサイクルを基礎とした考え方で、シックス
シグマでは、この5段階のプロセス改善サイクルがよく使われます。
DMAICは、PDCAサイクルと対立するものでもありませんし、意味はほぼ同じと
考えていただいて差し支えありません。シックスシグマの書籍では「DMAICと
言った場合、プロセス改善に加えて、プロセス設計/再設計の意味も含みます」
と書かれていますので、DMAICはPDCAサイクルの改良版といったところでしょ
うか。
新しい言葉が出てきた上に、プロセスがどうのこうのと言われてもなかなか理
解しがたいものがありますが、これについては追々ご紹介していきます。今日
のところは、シックスシグマには『DMAIC』という改善サイクルがあるのね、
と覚えていただければよろしいかと。
[ 2006.02.16 from S.Yukutake ]
... CAEおやじセミナー 参加者の声 Vol.10 ....................................
早いものでおやじセミナーもつい先日第7期の卒業生を世に送り出しました。
第1期生から数えると、かなりの数の卒業生となってきましたので、そろそろ
皆さんを招集して同窓会を開催し、おやじセミナーを卒業された皆さんの成長
ぶり(?!)を拝見したいところです。
さて、7期卒業生の石原様から以下のご感想をいただきましたので掲載させて
いただきましょう。「おやじセミナーって何?」という方はこちらから詳細を
どうぞ:http://www.sbd.jp/event/2005/oyaji/oyaji1.htm
[ 2006.02.16 from E.Kawamura ]
住宅設備メーカー 石原様●「おやじ先生は怖くない」
講習会のタイトルから想像するに怖そうな講師なのでは?と危惧していました。
特訓講座という響きに参加しようか迷ったというのが本音でした。しかし実際
にお会いした高張先生は非常に温和な方で、知識も経験も豊富でありながら、
私のような若輩者の話も真剣に聞いてくださる、本当に温かみのある方でした。
それと同時に、"後世に自分の知識を伝える"という想いが講習の内容にもあ
ふれており、自然とこちらも引き込まれて、真剣に講習を受けることができま
した。
講習の内容は、設計者としての心構えについてが多く、今後のCAE業務の進め
方についてもやもやしていた考えがまとまったというのが正直なところです。
非常に興味深い書籍、資料、Web等も紹介していただき、今後の業務に役に立
てることができると思います。ただ、もう少し具体的な解析事例等があれば、
非常に参考になったと思います。
3日目については正直大変でした。
皆さんがどの程度の内容を持ってこられるのかハラハラしていました。講習日
の2日前に川村様から事務連絡のメールをいただいたとき、まさに格闘中(格
闘開始直後)でした・・・。しかし、こちらの提出物に対しても多くのご意見
をいただき、苦労の甲斐があったなぁと思っています。
3日間、高張先生はもちろん、構造計画の皆様と有意義な時間がすごせたと思
っています。ありがとうございました。ぜひ今後ともよろしくお願いいたしま
す。
[ 2006.02.16 from T.Ishihara ]
... SBD製品最前線 ........................................................................
樹脂流動解析●樹脂データベースへの登録
メルボルン研修を受けて樹脂測定のお話しをしてから、材料の登録のお問い合
わせがかなり増えてきました。今回から約10回に分けてこの樹脂データベー
スへの登録についてのお話しや注意事項、解析に必要な情報、逆に計算に関係
していないものなどをご紹介していきたいと思います。
まず始めに、材料についてです。
樹脂流動解析では、この材料の部分が最も重要であり、解析結果を大きく左右
するものです。Moldflow社はオーストラリアのメルボルンと米国ニューヨーク
に樹脂測定の拠点があり、日々測定や精度の向上を行っていることは、以前の
メルボルンラボのご紹介の中でもお話ししてきました。
弊社のユーザー様でも、クライアントさんから指定された材料を使って解析し
たいとか、せっかく樹脂メーカー様からCAEのデータをいただいたのだから使
いたいけど、どうやってMoldflowに問い合わせていいのかわからないという方
もいらっしゃると思います。
なるべく難しくなくわかりやすくご説明していきます。
[ 2006.02.16 from S.Maeda ]
... イベント情報 ........................................................................
設計プロセスに熱流体解析を取り入れてみませんか?
『EFD.Lab』の抜群の操作性を体験いただけます!
●第19回CAE懇話会 流体解析体験教室●神戸2月24日
http://www.cae21.org/
●EFD.Lab操作体験セミナー●名古屋3月6日 大阪3月13日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2005/efdlab1/index.htm
●EFD.Lab無料体験ワークショップ&コンサルテーション●東京3月1日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2005/efdho/index.htm
●COSMOS2006ハンズオンセミナー●名古屋3月7日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2006/cmho/index.htm
●金型設計プロセス改革セミナー●大阪3月10日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2006/mf_caelum/index.htm
●Moldflow Updateセミナー東京決定!●3月15日
詳細はこちらにお問合せ下さい。mpa@kke.co.jp
●設計者のための構造解析技術セミナー●東京3/29-30
http://www.sbd.jp/event/2005/kozo/index.htm
●電子機器の熱対策設計セミナー●東京4/14&6/2 名古屋5/12&6/16
http://www.sbd.jp/event/2006/design/index.htm
●CAEおやじの構造設計特訓講座●東京5月10・11・29日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2005/oyaji/oyaji1.htm
キヤノンシステムソリューションズ様主催●SolidWorks+COSMOSWorks無料体験セミナー
東京・大阪各日程あり。http://www.canon-sol.co.jp/seminar/sw-seminar.html
ダイゾー様主催●EFD.V5無料体験セミナー●大阪・偶数月開催
http://www.daizo.co.jp/system/seminar/try_catia/try_catia.htm
[ 2006.02.16 from E.Kawamura ]
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●編集後記
原田選手の失格やフィギュアスケート中国ペアの転倒を乗越えた銀メダルなど、
さまざまなドラマが繰り広げられているトリノオリンピックですが、個人的に
一番衝撃的なのはなんと言ってもアルペン競技そのものです。生身の人間が時
速120キロものスピードで滑るなんて・・・想像力がついていけませんー。
[ 2006.02.16 from E.Kawamura ]
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