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メールマガジンバックナンバー Vol.136
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2004-07-01<Thu> [Vol.136]

 ┃S.B.D. MAIL MAGAZINE  2004-07-01[Vol.136]
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 ┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc.  http://www.sbd.jp
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◇◆業界あれこれ
 設計とCAE●『おやじセミナー』での激論内容を連載開始
 流体●FloWorks開発者が来日、『流体技術セミナー』を開催

◇◆技術探訪
 熱流体解析●流体の流れと熱伝達-無次元量(1)

◇◆構造解析よもやま話 NO.83
 ● 地震国日本

◇◆品質管理とシックスシグマ
 ●シグマって?

◇◆第2弾おやじセミナー
 ●若手設計者の悩み

◇◆イベント情報
 ●SolidWorks Solution World 他

... 業界あれこれ ..............................................................................

設計とCAE●『おやじセミナー』での激論内容を連載開始
先週も予告しましたが、先日大阪で行われた、高張先生の『おやじセミナー』
に、松下電器の森脇さんとオムロンの田村さんが飛び入り参加。受講者の皆様
と設計者が行うCAEについて討論が交わされた内容を今日から連載します。
是非ともお読みいただき、ご意見をご返信ください。

流体●FloWorks開発者が来日、『流体技術セミナー』を開催
こちらも先週からお伝えしていますが、来る7月21日、EFD.Labや
COSMOSFloWorksの開発元であるNIKA社チーフ開発マネージャーDr. Alexander
Sobachkinが来日し、熱流体解析をおこなう上で必要な基礎理論、実現象のモ
デル化テクニック、効果的活用方法などを分かりやすくレクチャーします。

EFDやFloWorksの話も少しありますが、一般的な流体解析の基礎知識から話を
始めますので、これらのソフトウェアを使ったことがない方でも、役に立つ内
容になっています。昨年は半日だった内容を、今回は1日たっぷり使って解説
します。滅多に聞けない貴重な話。夏休み前の一勉強に如何ですか?
申し込みはこちら
→http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2004/thermalsemi/index.htm

                [ 2004.07.01 from T.Sumiya ]

... 技術探訪 ....................................................................................

熱流体解析●流体の流れと熱伝達-無次元量(1)
物理現象の特性を表すために、しばしば無次元量というものが使われます。こ
こでは、熱伝達にかかわる無次元量を紹介します。

今回は、レイノルズ数です。これは、層流から乱流へ移行する境の目安として
知られています。本質的には、粘性の影響する現象の特性を表します。

定義は、「Re=(代表速度)×(代表長さ)/(動粘度)」で、物理的な意味として
は、「(流体の流れの慣性力)/(流体の粘性力)」になります。

注意して頂きたいのは、「代表速度」と「代表長さ」の定義が任意であるとい
うことです。時々、「FloWorks(EFD.Lab)でレイノルズ数を計算できますか」
という質問を受けますが、前記の2つの値が不明確なため、計算することがで
きません。というより、解析で求めるようなものではありません。どちらかと
いうと、実験結果の整理や解析結果の評価のために利用するものです。この際、
不明確な2つの値は、任意に定義する必要があります。

次回は、プラントル数について紹介します。

          [ 2004.07.01 from Y.Iijima ]

... 構造解析よもやま話 NO.83 ............................................................

● 地震国日本
阪神大震災の被害は想像を絶するものでしたが、東京の家で朝の4時頃目覚め
てテレビをつけた時点では、ヘリコプターからの映像でところどころに小さい
火の手があがっている程度でした。

会社にいって、9時10時とたつにつれて被害が拡大していったように記憶し
ます。

高速道路が横倒しになっている映像は今でも記憶に焼きついています。

今の高速道路は同程度の地震に対してどうなのでしょうか。

さて、動解析シリーズですが、時刻歴応答解析(2)を掲載しました。
興味のある方はこちらを訪問してください。
http://info1951.hp.infoseek.co.jp/

                [ 2004.07.01 from K.M ]

... 品質管理とシックスシグマ ............................................................

●シグマって?
今週は、「シグマ」という言葉についてです。「シグマ」は「σ」とも表現さ
れます。これは総和を意味する「Σ」とは異なり「標準偏差」を意味します。
「標準偏差」と言うと拒否反応を起こす方もいらっしゃるかもしれませんが、
基本的には物事の「ばらつき具合」を示す指標と考えていただいて結構です。

例えばある人(ここではAさんとします)の会社までの通勤ルートが2種類あ
るとします。一つは電車、もう一つはバスです。最初の1ヶ月は電車で、次の
1ヶ月はバスで通いました。毎日の通勤時間を平均すると全く同じ45分とな
りました。定期代はバスの方が安いのでできるならバスで行きたいのですが、
全く同じ時刻に家を出るのに会社に遅れそうになってあわてるのは明らかに電
車よりバスの方が多いのです。遅れそうになるたびに会社の入り口まで走って
いましたが、さすがに夏になるとそれも避けたい気持ちでいっぱいです。

なぜだろうと思い、それぞれ1ヶ月間の時間の「ばらつき具合」を計算してみ
ました。Excelで「=STDEV(範囲)」とやるとすぐに求まります。電車の「ばら
つき具合=σ」は「1分」、バスのそれは「5分」と明らかにバスの方が大きい
ことがわかりました。これは「σ」が正規分布に従うと仮定すると、平均値か
ら前後1σずつずれた間、電車なら「44分~46分」、バスなら「40分~50分」
の間に全体の約68%が収まるというものです。平均値は同じでもバスは渋滞や
工事によってこれだけのばらつきが起こります。これではいくら安いといって
も、バスを選ぶのは大変危険です。Aさんも遅刻して給料を減らされるよりは
と思い、電車を選択しました。

これは一度体験すると計算しなくても簡単に分かるようなことですが、それを
定量化して目に見える形にするということはとても大切なことです。「σが大
きいこと=リスクが大きい」ということなのです。
シックスシグマではこのばらつきを減らし、ミスを起こす確率をσ×6個分に
相当する「100万分の3.4回」まで減らしていこうという運動なのです。

                [ 2004.07.01 from S.Ikeda ]

... 第2弾おやじセミナー ..................................................................

●若手設計者の悩み
さて、先日行われたおやじセミナーですが、懇親会のイントロダクションとし
てまず高張さんから戦艦大和の話を伺いました。

その直後、それまで大人しくおやじの話を聞いていた静寂を打ち破ったのは医
療機器を製造販売しているオージー技研の中塚さんでした。
「自分は介護用の浴槽などを設計してるんですが、小さな会社なので解析課な
どはなく、設計者である自分にCAEの推進を命じられました。いきなりそんな
ん言われても、設計業務を抱えながらどう展開すべきか困ってしまう。。。」

そんな中塚さんの問いにすかさずアドバイスをされたのは松下電器の森脇さん
です。

「とにかく数をこなしてみること。まず実践なくしてツールを有効に使うこと
はできない。身を持って覚えるしかないでしょう。例えば解析をあらかじめ流
し、どのくらいの応力で製品が壊れるか推測を立てる。その後現物モデルを作
り、壊してみればいいやん。すると例えば60kgで壊れると仮定したところが
40kgで壊れたと分かる。その積み重ねで勘とコツをつかみ、CAEの利用を横展
開していったらどうですか。」

うーん、経験がものを言う世界に、近道はないものでしょうか。なんだか納得
のいくようないかないような顔をされている中塚さんに「では何のためのCAE
か。」という切り口で始められた田村さんのお話はまた次週ご紹介します。

                [ 2004.07.01 from E.Kawamura ]

...... イベント情報 ...........................................................................

●熱流体解析の理論と技術セミナー●東京7月21日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2004/thermalsemi/index.htm

●CFW/EFDユーザー様向け熱流体解析の適用ノウハウセミナー●東京7月22日AM
●CFW/EFDエンハンスリクエスト大会●東京7月22日PM
詳細お問合せ先:構造計画 SBD営業部 担当:川村 eiko@kke.co.jp

●落下・振動解析「LS-DYNA」紹介セミナー●大阪7月6日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/lsdyna/index.htm

●CAEおやじの構造設計特訓講座●東京7月14・15・29日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/oyaji/index.htm

●MSC.N4W「非線形・動解析・伝熱解析」体験セミナー●大阪7月13日 東京7月21日
http://www3.kke.co.jp/mschome/mscwelcome.htm

●設計者のための構造解析技術セミナー●東京7月23日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/kozo/index.htm

●EFD.Lab紹介セミナー&無料体験ワークショップ●東京7月6日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/efdho/index.htm

●SolidWorks Solution World●名古屋7月8日・9日
http://www.solidworks.co.jp/swsw2004/

●CSOL主催 SW2005新バージョン紹介と実現可能なPDMへのアプローチ「EDM」セミナー●東京7月15日大阪7月16日
http://es.canon-sol.jp/auto_manager/edm_ivent.htm

                [ 2004.07.01 from E.Kawamura ]

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●編集後記
クラシックが好きならラフマニノフも知っているのかと、ある時聞かれて、知
っていると答えたものの曲は何も思い浮かばない、と常套手段で祖父に話して、
ピアノ協奏曲を入手しました。いわゆる「甘美で感傷的」なメロディーは一度
聴いてしまうと、ポップスがまるでお遊戯なので、戻れるか心配です。

             [ 2004.07.01 from F.Kawasaki ]

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 発行責任者:角家強志 編集担当:河崎ふみ
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