メールマガジンバックナンバー Vol.112
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」
SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。
S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-12-25<Thu> [Vol.112]
┃S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-12-25
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┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. http://www.sbd.jp
■年の瀬を迎えて
2001年の夏、小泉さんが総理大臣になった時に"小泉メールマガジン"に
刺激されて始めた本メールマガジンですが、早いものでもう2年半になります。
地方にセミナーなどで出かけたり、ソリッドワークスのユーザ会でお会いする
人たちから、「メルマガ読んでるよ!」と声をかけられたり、励ましのメール
を頂くことで何とか続けてくることが出来ました。
内容が、世間によくある無料のメルマガとは違って、読み物風で毎回楽しく読
んでいる、との励ましのご意見もよく頂きます。
"小泉メールマガジン"が終わるまでは続けますよ。とあちこちで言いふらし
た手前上、今年の夏の衆議院選挙は自民党が敗北したら"楽になれる"と薄々
期待したものですが、自民党圧勝でしたね。
いやいや、このような弱音は言ってられません。設計者CAEのユーザ数は、
本メルマガを始めた2年前と比べたら2倍、本メルマガの読者数もまもなく5
000名に達します。毎週続けることは苦しいですが、それを楽しみにしてい
てくれる方々がいるということが何よりの喜びです。
今年、もう一つのイベントがありました。「設計者CAEを使っている人なら
誰でも参加できます、ただしGive&Takeですよ」と言って始めた「SBD利用技術
研究会」。会員の数もまもなく100名になりますが、流体に興味のあるメン
バー同志は、"勝手にセッション"とか、"やったるで大阪セッション"など
と称し、ユーザ会や展示会などで東京や大阪に出てくるたびに、会社じゃ聞い
てくれない"悩みごと"を語り合い"飲ん"でいきます。ちなみに飲むのが目
的じゃ無いですよ。
今週号の読者コーナー Jackさんからの"CAEはどう使うかが一番の問題"
とあるように、皆さんこれに気づかれて、仲間を見つけにやってくるのです。
今年一年、読者の皆様にも、そして「SBD利用技術研究会」のメンバー、そし
てSBDのユーザの皆様に大変お世話になりました。来年は、日本の製造業が
力を盛り返すためにも、"設計者がCAEをどう使うか?"がなお一層、重要
な年になるでしょう。皆様と一緒に"設計者CAE""SBD"を盛り上げて
いきますのでご支援よろしくお願いいたします。
[ 2003.12.25 from T.Sumiya ]
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◇◆技術探訪
熱流体解析●熱伝導-1次元の熱伝導による温度分布
機構解析● ―「ブッシュについて」―
◇◆達人に聴く改め「変人に聴く」 第5弾
松下電器産業 森脇様 ●vol.8「最後に一言」
◇◆読者からのおたよりコーナー
●変人にもの申す 2
◇◆構造解析よもやま話NO.67
●キーワード:特許戦略
◇◆イベント情報
●MSC.N4W体験セミナー●東京1月19日 大阪1月14日 他
... 技術探訪 ....................................................................................
熱流体解析●熱伝導-1次元の熱伝導による温度分布
壁厚さδ、高温側の温度θ1、低温側の温度θ2、壁の熱伝導率λとします。
壁内の任意の位置xにおける微少厚さdxでの熱流量qは、
q=-λ(dθ/dx)
となります。
dθ=...の形に変形->積分->境界条件から積分定数決定すると、
θ=-(q/λ)x+θ1
が求まり、壁内の任意の位置での温度が計算できます。温度は直線的に分布す
ることが分かります。
次回も引き続き、1次元で熱伝導による温度分布を考えます。
[ 2003.12.25 from Y.Iijima ]
機構解析● ―「ブッシュについて」―
今週はブッシュについてご説明いたします。ブッシュとは機能的には6方向バ
ネのイメージで、パーツとパーツを接合する際に間に挟むことにより防振、防
音の役目を果たします。
振動を遮断するエンジンマウントの接合部分、洗濯機の洗浄槽、軸受けの接合
部分等幅広く使われています。大きさは小さいものは数ミリ程度から、大きな
もの(造船のエンジンマウント等)は2m以上のものも存在します。
MSC.DDM、COSMOSMotionでは剛性がすべての方向に対して一様な等方性ブッシュを
設定出来ます。ブッシュを考慮したモデルを解析する場合にはこちらの機能を
使うことにより接合部をより正確な荷重分布で評価することが出来ます。
[ 2003.12.25 from K.Taguchi ]
...達人に聴く改め「変人に聴く」 第5弾 ................................................
●松下電器産業 森脇様 ●vol.8「最後に一言」
第4弾までの記事で「達人の言っていることだから、間違いないだろう」と受
け止められた方はどのくらい居られるでしょうか? 弱い心の持ち主は、何か
というと有名な人の言葉を引用し、羅列して、自分の弱さをカバーしようとし
ます。
CAEは多くの仮説を前提とした上で、真理を追究する行為です。真理の前に
は権力も権威も無いはずです。CAEというのは、森羅万象に対して自分の仮
説の下で簡略し、結果に対して私意の無い判断を下して、自責の元でモノづく
りへの改善提案を行う行為です。
如何に設計現場に役立てるかを最優先にして、自己満足に終わることの無いC
AEを実践して行ってください。
「やれる」と思わないでください。総ての物事は出来るかもしれないし、出来
ないかもしれない。それを出来るだろうと思ったり、そう有りたいと思ったり
すると、自分自身の力を過信してしまい、上手く行かなかったときには挫折と
いう言葉を感じることになります。自分に捕らわれず「やる」しかないと思い
ます。
古いですが、或る歌詞の一小節にこんなくだりがあります。「人生は繰り返す
ことは無いけど、やり直しはいつだって出来るだろう」
まだまだ未熟者です。どこかでお会いできる機会がありましたら、ご教示・ご
指導ください。
[ 2003.12.25 from N.Moriwaki ]
達人に聴く改め「変人に聴く」と掲げたこのコーナー、連載が始まる前はどう
なることかと思いましたが、その題名に反して、読むものに訴えるトピックを
真摯に投げかけていただきました。
森脇さん、8週間に渡るご執筆、ありがとうございました。ただ、こちらの原
稿だけでは「変人」のタイトルを剥奪され、「達人」にされかねませんので、
森脇さんの詠まれた句を最後に紹介させていただきましょう。
酔って知る 段ボール紙の 暖かさ
[ 2003.12.25 from E.Kawamura ]
...読者からのおたよりコーナー...............................................................
●変人にもの申す 2
怪人、森脇様、いつも楽しく読ませて頂いています。
[Vol.111]でお書きになられた「設計者向けソフト」ですが、ツールが進化し
て使い易くなった現状の中で、大きな問題が出てきていると思いませんか?
森脇様がその時のソフトは何でも構わないと書かれていますが、その真意は、
使う者のKnowledgeが重要だと読ませて頂きました。
しかし、その前に何故設計者がCAEを行うのか?原点に戻って考えてみまし
た。自分の設計、製造者としての品質が保たれているか(間違っていないか、
問題は無いか)を判断する為に、CAEツールを使っているというのは、使い道
としては正しい選択ですが、その根本はもっと大きな問題が潜んでいるのでは
ないでしょうか。
例えば、「3D CADの落とし穴!」とでも言いましょうか、Word、Excelに始まっ
たコピー文化です。ツールが持つ機能を使いこなしているのですが、その機能
があるために白紙の紙に向かわず、まず過去の良く似た図面から設計を始めて
しまいます(開発期間の短縮が起こした間違え)。
そのため問題を持った設計を使った場合、同じ問題のDNAを引き継いでしまう
事が多く見受けられるようです。新しいDNAを生み出さない設計と呼びましょ
うか。
元来人間は他の生物と違い視覚に頼って生きています。そのため2Dの図面(一
角法、三角法)をドラフターで書いていた設計者は、頭の中に3Dデータを持っ
ていましたし、ポンチ絵を書き動きを確認していました。しかし現在は目の前
に3Dがあるため、頭の中には物そのものが無いのではないでしょうか。だから
簡単な機構解析を行い接触するかを判断しているのではないのでしょうか?
いくら良いツールを使っても、基は人間が作るものです。設計者を楽にするは
ずのツールが、気が付けば設計者を駄目にしていると思いますし、本当の意味
で使いこなす事がこれから重要なのではないでしょうか!
当方、ある団体でKnowledge Managementのための研究会を立ち上げようとして
います。これから詳細を詰めていく段階でもあり、具体的な提案もこれからな
のですが、「本当の意味でのツールの使い方」を 早急に使用する者、提供す
る者が検討する必要があると思います。
[ 2003.12.25 from Jack ]
Jackさん、お便りありがとうございました。
研究会が結成された際には、ぜひそちらもご紹介ください。
このコーナーは、皆さまからの投稿で構成されます。掲載を希望されるご意見
は下記をクリックしてどしどしお送りください。
mailto:sbdmgz@kke.co.jp?Subject=readersopinion
皆さまからのお便り、お待ちしています。
[ 2003.12.25 from E.Kawamura ]
... 構造解析よもやま話 NO.67 ............................................................
●キーワード:特許戦略
日経CNBC(有料テレビ番組)で見た話ですが、各社の特許取得に関し、主要キ
ーワードを調査すると、松下電器の第1キーワードは、「調理」でした。
すぐに、「変人に聴く」の「昨年、炊飯器の鍋底形状と発熱体のコントロール
で炊き上がったご飯の表面の真中が盛り上がって美味しく見える(松下電器の
炊飯器では美味しく炊けるのは当然ですが)という現象を解析で再現して販促
資料に使って頂きました。」を思い出しました。
うーん、この調査のキーワードに「CAE」やCAEプログラム名がでてくれば...
.CAEは電卓みたいなものなので難しいか?
12月22日放送のNHKスペシャル「21世紀 地球市場・富の攻防 最終回
命をめぐる覇権」は、バイオの特許戦略の話でした。
CAEが各社の特許戦略にからんできているはずですが、もっとNHKスペシャル
番組でCAEがとりあげられるようになると良いのですが。
(新製品であれば撮影できないので難しいか...でも新製品の設計過程じゃ
ないと迫力はなくなってしまいますし...)
[ 2003.12.25 from KM]
よもやまHPも更新しました。[キーワード:テトラ要素とヘキサ要素]
興味ある方は次を訪問してください。 http://info1951.hp.infoseek.co.jp/
... イベント情報 ........................................................................
●MSC.N4W体験セミナー●東京1月19日 大阪1月14日
http://www3.kke.co.jp/cae/taiken/taiken.pdf
●遠山先生の機構解析基礎講座●1月22日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/motion_semi/index.htm
●設計者のための構造解析技術セミナー●3月18日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/kozo/index.htm
●第3回SBD利用技術研究会●2月13日 東京
詳細問合せ先:mailto:eiko@kke.co.jp?Subject=sbdcafe3rd
●やるで大阪流体セッション(SBD利用技術研究会)●2月24日 大阪
詳細問合せ先:mailto:eiko@kke.co.jp?Subject=sbdcafeyarude
●EFD.Lab, COSMOSFloWorks入門セミナー●1月21日
http://www.fluid.co.jp/docs/seminor_diary.htm
●EFD.Lab紹介セミナー&無料体験ワークショップ●東京1月21日・大阪1月26日
http://www.terrabyte.co.jp/efdlab_semi.htm
[ 2003.12.25 from E.Kawamura ]
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●編集後記
今年のベストカップルは谷佳知、亮子夫妻ではないでしょうか。友人の同級生
がヤワラちゃんと同期入社で、谷選手も言っていましたが、実物もとてもいい
人だったそうです。スポーツの世界で困難を乗り越えながら、いつも親しみや
すい人柄で、みんなのヤワラちゃんだっただけに、とても嬉しかったです。
[ 2003.12.25 from F.Kawasaki ]
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