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メールマガジンバックナンバー Vol.105
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-11-06<Thu> [Vol.105]

 ┃S.B.D. MAIL MAGAZINE  2003-11-06[Vol.105]
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 ┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc.  http://www.sbd.jp

◇◆業界あれこれ
 流体●"熱流体解析セミナー by アレキサンダー"東京講演レポート
 イベント●10/30-31 EDS PLM Solutions User会報告
 高専ロボコン●地区大会が次々に開催
 樹脂流動解析●Moldflow Plastics Advisers Ver.7

◇◆技術探訪
 熱流体●伝熱工学-熱伝導
 機構解析● ―「スプリングについて」―
 熱流体●-相対比較シミュレーション-

◇◆達人に聴く改め「変人に聴く」 第5弾
 松下電器産業 森脇様 ●vol.1「達人に挟まれて」

◇◆構造解析よもやま話 NO.61
 ●キーワード:初心者はどのようにFEMに慣れていくか?(1)

◇◆イベント情報
 ●国際ロボット展 他

...業界あれこれ....................................................................................

流体●"熱流体解析セミナー by アレキサンダー"東京講演レポート
昨日(11/5)から3日間、東京、名古屋、大阪で、弊社主催の熱流体技術
セミナーが開かれています。昨日は東京のホテルセンチュリーハイヤットで、
COSMOSFloWorksとEFD.labのユーザ様をはじめ50名以上のお客様が集まりま
した。
講師のアレキサンダー(COSMOSFloWorks、EFD.labの開発者)の話は非常に解
りやすく、Nika(開発元)がどうしてFloWorksに格子メッシュを選んだか?か
ら始まり、電子筐体、バルブ、HVACなどそれぞれの分野別にどのような事
に気をつけてモデル化をしたら良いかなど、実務に直結する内容で、多くの技
術者に満足してお帰りいただけたのではないかと思います。今日も名古屋で行
われたはずですが、どうだったでしょうか?
明日は、午前中にユーザの代表とアレキサンダーで、今後の拡張機能について
のミーティングが行われ、午後から最後の講演があります。

これから、毎年一度くらい彼を日本に招いて講演をお願いしようと思っていま
すが、次回は1年後になります。明日が最後の講演ですので、都合のつく方、
是非大阪会場にお越しください。当日受付けも可能です。
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/flowts/index.htm

               [ 2003.11.06 from T.Sumiya ]

イベント●10/30-31 EDS PLM Solutions User会報告
10月30、31日に六本木ヒルズのグランドハイアット東京で「EDS PLM
Solutions User's Conference 2003」が開催されました。
先日米国で発表された「Solid EdgeV15」の新機能が世界に先駆けて公開され、
機能強化の内容がパーツ、アセンブリ等の要素毎に紹介されました。
ユーザー事例としては、弊社のSBD製品ユーザー様でもある松下冷機様が、冷
蔵庫のドアノブ機構をMSC.DDMで機構解析した事例を、東北リコー様が同じく
MSC.DDMを使ったファクシミリ内部の機構解析を紹介されました。

高専ロボコン●地区大会が次々に開催
メルマガで連載していた高専ロボコンですが、関東甲信越ブロック以外の代表
校が決定しました。 各ブロックの全国大会出場校は次の通りです。
・九州沖縄ブロック 北九州、久留米、有明高専
・四国ブロック 詫間電波、阿南高専
・中国ブロック 宇部、広島、米子高専
・近畿ブロック 舞鶴、神戸市立、奈良高専
・東海北陸ブロック 福井、豊田、金沢、石川高専
・東北ブロック 一関、仙台電波、宮城高専
・北海道ブロック 旭川、函館高専
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
http://www.official-robocon.com/jp/kosen/kosen2003/result/index.html

なお、全国大会の模様は11/23にNHK教育(午後3:45-5:30)で生放送されます。

樹脂流動解析●Moldflow Plastics Advisers Ver.7.0
先日お伝えしたMPA Ver7.0ですが、開発元のMoldflow社が11/3に正式なプレス
リリースを行いました。米国では12月に出荷を予定していますが、日本語版
は来年になる予定です。 http://www.moldflow.com/

               [ 2003.11.06 from S.Maeda ]

... 技術探訪 ....................................................................................

熱流体●伝熱工学-熱伝導
前回紹介したように、熱移動の形態(伝熱形式)は3つに分かれます。「熱伝
導」、「熱伝達」、「熱放射(ふく射)」です。このうちの「熱伝導」につい
て、簡単にご紹介します。

「熱伝導」とは、物体(固体、液体、気体)内を熱が移動する伝熱形式です。
物体内において高温側から低温側に移動するという性質があります。熱伝導=
固体と考えがちですが、液体や気体にも熱伝導はあります。

ボイラーの水管を考えます。金属製の管の中を水が流れています。その管を外
側から火を使って熱します。それによって、管内を流れる水をお湯に変えると
いうものです。

この場合、管の断面内に注目すると、外側近くは火によって高温になっていま
す。内側付近は水が流れているため、低温になっています。この高温部分から
低温部分に向かって常に熱が移動している状態になっています。
次回は、「熱伝達」です。
               [ 2003.11.06 from Y.Iijima ]

機構解析● ―「スプリングについて」―
今週から4回に分けて機構解析の力要素(スプリング、ダンパ、ブッシュ、作
用/反作用)についてご説明いたします。今週はスプリングです。

スプリング(バネ)の種類は、代表的なものとして、押しバネ、引きバネ、ゼ
ンマイバネ、板バネ、ねじりバネ等があります。我々の身の回りでは以下のよ
うなものに使われています。

押しバネ・・・ボールペンの先、トイレットペーパーホルダーの芯、電池の押さえ部分
引きバネ・・・自転車のスタンド、蛍光灯のスイッチ(紐で引く部分)
ゼンマイバネ・・・巻き時計、メジャー、掃除機のコードの巻き戻し
板バネ・・・ヘアピン、クリップ
ねじりバネ・・・洗濯バサミ、ちょうつがい

DDM、COSMOSMotionでは「線形スプリング」、「回転スプリング」の設定が出
来ます。押しバネ、引きバネ等は「線形スプリング」、ゼンマイバネ、ネジリ
バネ等は「回転スプリング」に分類されます。設定はばね定数、長さ、力を設
定する非常にシンプルなものですが、長さや力を与えることにより最初から初
期荷重が働いている状態を再現出来るのが特徴です。
次回は「ダンパ」ついてご説明します。

               [ 2003.11.06 from K.Taguchi ]

熱流体●-相対比較シミュレーション-
今週は、相対比較シミュレーションについてお話します。相対比較シミュレー
ションに対して、目的の値を正確に求める絶対シミュレーションがあります。
絶対値シミュレーションをおこなう場合は、使用ソフトの精度を把握し、最適
な条件(特にメッシュ)を設定して計算する必要があります。ただし、数値解析
の場合、メッシュ形状を少し変えただけで、解析結果も微妙に変化してきます。
そういった中で絶対値を求めるというのは、非常に難しい作業になります。

それに対して、相対比較シミュレーションの場合は、同じソフト、同じ解析条
件(メッシュ設定)、つまり、全く同じ条件下のもとで、複数の解析モデルを計
算することができます。この場合は、すべてのモデルに対して、同じ精度と誤
差が保証されます。よって、相対比較をおこなう場合は、精度や誤差を気にせ
ずに、出てきた結果に対し素直に優劣を付けて、比較検討することができます
(もちろん相対比較でも精度や誤差は重要になりますが)。

絶対値を求めていくシミュレーションも重要ですが、そればかりだと解析が難
しくなりますので、ときには、相対比較の視点から解析をおこなうことも考え
ていただきたいと思います。

                [ 2003.11.06 from N.Shimada ]

...達人に聴く改め「変人に聴く」 第5弾 ................................................

●松下電器産業 森脇様 ●vol1.「達人に挟まれて」

「達人に聴く」の第2弾に登場された小方さんとは某ソフトのユーザ会幹事会
で初めてお会いしてから、10年を越えるお付き合いです。その小方さんに、私
を「同じ匂いがする奴」として第4弾の高張さんに紹介して頂いたのが、今年
の6月でした。そのご縁なのか、「変人が勝手に話す」として、しばらく連載
させて頂くことになりました。

小方さんとは解析対象物がまったく違うのに何故話が合うのか?
CAEの対象物は全く違っても、画面の中に如何に「上手く誤魔化して」観た
い事象を再現し、如何に実際の設計に役立てるかに共通の課題と想いが有るか
らなのでしよう。

家電製品の板金部品の多くの板厚は、1mm以下、樹脂部品でも平均は2mm前後の
中でSHELL要素を使い慣れており、厚さ100mm前後のキャタピラがSHELL要素で
モデル化されていても画面の中の全体モデルからは頷けてしまうのが不思議で
した。

初対面の人とでも、解析分野が同じなら、かなり突っ込んで話ができるのがC
AEに携わる人達の特権かもしれません。11月は多くのユーザ会が開催されま
すが、講演を一方的に聴くだけでなく、懇親会で是非とも新しい友人を見つけ
て違った角度から自分の解析対象物に向き合えるような切っ掛け作りをしてく
ださい。

次回は「明日、目が覚める自信がありますか」で変人が語ります。

               [ 2003.11.06 from N.Moriwaki ]

... 構造解析よもやま話 NO.61 .........................................................

●キーワード:初心者はどのようにFEMに慣れていくか?(1)
日本機械学会で「計算力学技術者認定事業」がはじまりました。その問題意識
は「計算力学のユーザー層が急速に広がっています。一方、グラフィカル・ユ
ーザーインターフェースが整備され・・・・・・解析結果がきれいに表示され
るようになってきたとはいえ、計算力学ソフトウエアをブラックボックス的に
利用して信頼できる解を得ることはまだできません。」ということのようです。

ご興味ある方は、次をご覧ください。
http://info1951.hp.infoseek.co.jp/

                [ 2003.11.06 from MSC技術室 K.M ]

... イベント情報 ........................................................................

●熱流体技術セミナー●大阪7日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/flowts/index.htm

●国際ロボット展●11月19-22日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/robot/index.htm

●MSC.N4W体験セミナー●東京11月17日 大阪11月12日
http://www3.kke.co.jp/cae/taiken/home.htm

●MSCユーザー会●11月10・11日
http://www.event-info.com/msc/

●第13回関西CAE懇話会●11月14日
http://www.cae21.org/

●ANSYS Conference●11月20・21日
http://www.cybernet.co.jp/ansys/conference/

●MDAシステムユーザー会●11月28日
http://spider.ctc-g.co.jp/web/fm/ctc/2003071g

●SolidWorks Solution World●11月14日
http://www.event-info2.com/swsw2003/index.html

●EFD.Lab, COSMOSFloWorks入門セミナー●11月19日
http://www.fluid.co.jp/docs/seminor_diary.htm

●EFD.Lab紹介セミナー&無料体験ワークショップ●11月11・12日
http://www.terrabyte.co.jp/efdlab_semi.htm

               [ 2003.11.06 from E.Kawamura ]

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●編集後記
セミナー会場のホテルでのこと。控え室の使用時間が過ぎているが、"おいし
そうなサンドイッチ"が置いてあったのでこちらに運んでもよいかとホテルマ
ンに聞かれました。持ってきたときも「食べちゃおうかと思ったんですが」と
言葉を添えてくれて、迷惑などかけていなかったような心境にさせられたとき、
プロの技を見せ付けられた気がしました。

                [ 2003.11.06 from F.Kawasaki ]

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 http://www3.kke.co.jp/sbd/home.htm
 発行責任者:角家強志 編集担当:河崎ふみ
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