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メールマガジンバックナンバー Vol.87
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-06-26<Thu> [Vol.87]

┃S.B.D. MAIL MAGAZINE  2003-6-26[Vol.87]
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 ┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc.  http://www.kke.co.jp/sbd

◇◆業界あれこれ
 展示会●設計製造ソリューション展開催

◇◆技術探訪
 熱流体●数値計算における誤差
 構造解析●材料(その3) ―応力と結果 1―
 プラスチック●最近の検証事例から その5「まわりこみ」

◇◆全国高専紹介 ~ つくりたいものはなんですか ~
  ●第2回 沼津工業高等専門学校 Part3

◇◆イベント情報
  ●製造業のための戦略情報システムセミナー 他

...業界あれこれ....................................................................................

展示会●設計製造ソリューション展開催
昨日、今日、明日の3日間、東京ビッグサイトで設計製造ソリューション展が
行われています。弊社もソリッドワークスブースの隣に8コマのスペースで出
展しました。昨日は雨模様の天気で、来場者が若干少なめでしたが、2日目の
本日は大盛況で、通路を歩くだけで疲れてしまうくらいです。
弊社は、今年もソリッドワークスのブースの隣に、竹材を使って公園をイメー
ジしたブースを構えました。ピエロやパントマイムも登場します。
SBD取扱いの全製品(12製品かな?)を絵画のように並べて出展しており
ます。スタッフも総出でお迎えいたしますので、是非お立ち寄りください。
明日は最終日、ぐ~んと盛り上がります。

               [ 2003.06.26 from T.Sumiya ]

... 技術探訪 ....................................................................................

熱流体●数値計算における誤差
数値計算で解を求めると言うことはあくまでも近似的な方法であって、実現象
または理論値との誤差が必ず含まれます。誤差の要因は、大きく二つに分けら
れます。モデル化誤差と離散化誤差です。

モデル化誤差の中にも2種類有ります。一つは、(1)その現象に影響を与え
る要因のうち全てを考慮していないために生じる誤差(Vol.82「モデル化して
考えるということ」参照)、もう一つは、(2)計算に用いる物性値自体に含
まれている誤差です。離散化誤差も2つに分けられます。1つは、(3)連続
的な偏微分方程式を離散的な式に変形する段階で生じる誤差、もう一つは、
(4)空間をメッシュで分割することで生じる誤差です。

(1)は、ソフトウェアのユーザーによってコントロールできる部分がありま
す。つまり、FloWorksおよびEFD.Labでは重力を考慮するか、ふく射を考慮す
るか、等を選択できます。(2)は一般的な数値を使用するしかないでしょう。
(3)は解析手法の研究者(場合によってはソフトウェア開発者も含む)に任
せるしかありません。(4)は、最もユーザーによってコントロールできる要
因です。

次回は「計算の高速化」です。

本コーナーの参考書:「パソコンで見る流れの科学 数値流体力学入門」 矢
川元基(やがわげんき)編著 講談社発行

               [ 2003.06.26 from Y.Iijima ]

構造解析●材料(その3) ―応力と結果 1―
材料にかかる力とそれによって生じる変形は、引張り、圧縮、曲げ、ねじりな
どがそれぞれで働くわけではなく、これらが3次元的に組み合わされて各方向
に力が働くというのが一般的です。この様な状態になったときに、パーツ(材
料)がどのように破損(降伏)していくのか、という考え方を説明していきま
す。

最大主応力説:材料内に生じる3つの主応力のうち、どれかが限界値に達する
と破損する、という説。最大垂直応力の方向に直角な面で破損するような脆性
部材には適していますが、延性材料には適用できません。 

モール・クーロン説:これは「内部摩擦説」とも呼ばれ、最大・最小主応力の
組み合わせがそれぞれ(圧縮・引張)の応力限界に達したときに破壊に至る、
という考え方です。「最大主応力説」が圧縮・引張に方向ともに同一な材料に
適している理論なのに対し、それぞれに対する性質が異なっているガラス・コ
ンクリート・鋳鉄などに適応すると言われています。

次週は延性材料に対する諸説について、お話しします。

               [ 2003.06.26 from T.Iguchi ]

プラスチック●最近の検証事例から その5「まわりこみ」
あるお客様から「成型品の表面にへこみができた」という連絡があり、一緒に
検証してみました。充填解析の結果を見てみると、問題はなく充填確実性もす
べて緑でした。

圧力や温度も問題なかったのですが、エアトラップを表示してみると、そのへ
こみが起きた場所に1個ぽつりと表示されたのです。 モデル形状を確認した
ところ、肉厚が微妙に異なる部分で、樹脂の流れが均一でないことがわかりま
した。

結局まわりこみの現象であることがわかり、モデルの形状を複数検討して改善
することに成功しました。金型もちょっとした修正で済みましたので大事には
至りませんでした。
                [ 2003.06.26 from S.Maeda ]

... 全国高専紹介 ~ つくりたいものはなんですか ~ ..............................

●第2回 沼津工業高等専門学校 Part3
◇学生さん夢を語る(2)
沼津高専 制御情報工学科 4年 suwa@沼津君 「ロボコンの思い出」

僕とロボコンの出会いは第2回大会のことです。今から13年ほど前で当時ま
だ5歳くらい。今でも記憶に残っているから相当印象が強かったのでしょう。
第2回大会は完全自立ロボットでラグビーボールを運ぶと言うものでした。3
回目からが競技形式にした近代ロボコンとなります。このころからロボコンに
興味を持っていました。様々な形の全く違ったアイディアで得点をとるロボッ
トは当時はとてもすごかったです。その時、こんなロボットをいつか作ってみ
たいと子供心に思いました。

そのまま大きくなり、やはり高専に入学し、ロボコン同好会に入りました。
2001年は全くマシンが動作しませんでした。当時、会場に前日到着し、周りの
他高専のマシンを見て、「もう負けてしまった。」そう感じました。自分たち
が半年間がんばって作り続けてきたものとは明らかにレベルが違っていました。
やはり初戦敗退でした。そして、学校に戻ってきたときからもう次のロボコン
は始まっていました。

お正月があけてから課題発表までの短い時間でしたが、豊田高専の方とも話を
することができ有意義に情報収集をしていきました。そして、2002年度。例年
よりも課題の発表が早まりゴールデンウィーク前に課題が通知されました。本
格的にロボコン活動の始動です。2002年のAチームのコンセプトは「勝つ」
になりました。最終候補が4つに絞り込まれ、みんなでディスカッションする
日々が続きました。各マシン15項目について点を付けて評価していきました。
最終的にはコンセプトに一番ぴったりのマシン「嗚呼難」が選ばれました。

夏休み、全員学校に合宿で作業が始まりました。夏休みは1日も家に帰らなか
った人もいました。今までとは意気込みが違います。今年こそは、万年初戦敗
退から離脱しなければという思いでした。こうして、学校が始まっても泊まり
込みで作業は続き、大会までにいちおう完成品と呼べるものを作ることができ
ました。

前日、会場について、今年は他のチームのマシンを観察に行くほどの余裕もあ
りました。会場を一巡りしたところ「今年は準決勝あたりまで行けるな」そう
感じました。当日、初戦はいきなり沼津的に優勝候補としたチームとあたって
います。試合の内容はテレビでごらんの通りです。全く動かなかったところと
あたったときや、釣り竿をおられてしまった場面もありました。しかし、最後
まで負けることなしに試合を進められました。

最後の試合、試合終了の合図と共に、僕は泣きだしそうになっていました。小
さい頃テレビで見たあのロボコン、自分がやってみたいと思っていたあのロボ
コン、そして、今、自分たちでマシンを作って、地区大会ではありますが、優
勝というものを勝ち取ることができました。小さい頃からの夢が半分かなった
瞬間でした。

3週にわたってお送りした沼津高専編いかがでしたか?
このコーナーでは皆様からの感想を大募集しています。
研究内容への質問や学生さんへのコメントなどなど、どしどしお寄せください。
あて先は sbdmgz@kke.co.jp です。
2002年ロボコン東海北陸地区大会の様子は、こちらでレポートされています
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4201/lab/report/list.html

                [ 2003.06.26 from M.Mori ]

... イベント情報 ..............................................................................

●設計製造ソリューション展●6月25~27日[開催中!]
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/dms2003/index.htm

●熱対策設計のための解析技術セミナー●7月15日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/thermsemi/index.htm

●バルブ/ダクト設計のための解析技術セミナー●7月16日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/bulb/index.htm

●製造業のための戦略情報システムセミナー●大阪7月16日
http://www.kke.co.jp/csrp/oosaka_seminar.htm

●電気/メカ設計のコラボレーション設計セミナー●7月18日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/ccwsemi/index.htm

●製造業CAE個別相談セミナー●名古屋7月10日大阪18日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/cae/index.htm

●設計のための構造・機構体験セミナー●7月23日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/designho/index.htm

●MSC.N4W体験セミナー●東京7月30日 大阪16日 名古屋23日
http://www3.kke.co.jp/cae/taiken/home.htm

●EFD.Lab, CAEソリューション・セミナー●東京7月8日、17日 テラバイト
http://www.terrabyte.co.jp/new_page_26.htm

●EFD.Lab, COSMOSFloWorks入門セミナー●7月15日
http://www.fluid.co.jp/docs/seminor_diary.htm

               [ 2003.06.26 from E.Kawamura ]

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●編集後記
ナショナルジオグラフィックという月刊誌の広告が「知的好奇心の旺盛なあな
たへ」というキャッチコピーだったので、商品に主張させるのではなく、潜在
顧客の心をくすぐっていこうという手口は流石、と冷静に分析した反面、購読
してみたいという興味も湧いてきて、結局、興味の方が勝ってしまいました。

                [ 2003.06.26 from F.Kawasaki ]

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 発行責任者:角家強志 編集担当:河崎ふみ
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