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メールマガジンバックナンバー Vol.86
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-06-19<Thu> [Vol.86]

┃S.B.D. MAIL MAGAZINE  2003-6-19[Vol.86]
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 ┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc.  http://www.kke.co.jp/sbd

◇◆業界あれこれ
 CAE懇話会●第1回関東CAE懇話会開催される!!
第14回設計・製造ソリューション展●開催まであと5日!

◇◆技術探訪
 熱流体●連立1次方程式の解法
 構造解析●材料(その2) ―延性材料と脆(ぜい)性材料―
 プラスチック●最近の検証事例から その4「バリ」

◇◆全国高専紹介 ~ つくりたいものはなんですか ~
  ●第2回 沼津工業高等専門学校 Part2

◇◆イベント情報
  ●製造業CAE個別相談セミナー 他

...業界あれこれ....................................................................................

CAE懇話会●第1回関東CAE懇話会開催される!!
6月7日(土)恵比寿ガーデンプレイスにて第1回関東CAE懇話会が開催され
ました。土曜日ということもあり、途中からビールもありでいつものセミナー
とは違う盛り上がりがありました(当然、内容も一般セミナーとは一味違う話
で感動しましたが)。
今まで孤独だった解析技術者にとって、企業を超えての交流の場がどんどん増
えていくことは朗報だと思います。私も昔の同僚技術者と再会できたりと有意
義な時間を過ごすことができました。
関西、中部、関東、東北とCAE懇話会の輪は広がり、参加費も\3,000
(会員\2,000)と大変お得。お勧めです。http://www.cae21.org/

               [ 2003.06.19 from N.Sahashi ]

第14回設計・製造ソリューション展●開催まであと5日!
毎年大規模に開催される設計・製造ソリューション展が来週の水曜日からいよ
いよ始まります。
基調講演のソニー中村研究所 中村社長を始め、さまざまなセミナーが用意さ
れていますが、その中でも本田の"Fit"開発責任者の方の講演が満席になる
など、注目を集めています。
構造計画ブースでは、各SBD製品のSexyDemoを目玉に、ピエロあり、ガチャポ
ンありの見どころ満載(?!)です。
招待状をお持ちでない方は大至急こちらからどうぞ。
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/dms2003/index.htm

               [ 2003.06.19 from E.Kawamura ]

... 技術探訪 ....................................................................................

熱流体●連立1次方程式の解法
前回は有限体積法などの計算手法(計算アルゴリズム)について述べましたが、
いずれの計算手法においても最終的には偏微分方程式から導き出した連立1次
方程式を解くことになります。中学校で習うのは未知数が2つで2本の方程式
からなる2元連立1次方程式ですが、流体解析では(セル数)×(圧力、速度、
温度等のパラメーター数)だけ未知数があって、それと同じ本数の方程式が必
要になります。その数は、数百万から数千万というオーダーになります。

また、計算に必要なコンピューターのメモリーは、未知数の数だけ必要になり
ます。一般的な科学技術計算では、1個の数字に対して8バイトのメモリーを
使用しますが、FloWorksやEFD.Labでは計算の安定性を重視して16バイトの
メモリーを使用しています。

コンピューターで連立1次方程式を解く手法には「直接法」と「反復法」があ
ります。前者は手計算で解くのに近い手法です。後者は、未知数に適当な値を
代入して方程式の誤差を計算し繰り返し計算によってその誤差を0に近づけて
ゆくという方法です。「反復法」のほうが「直接法」より必要なメモリーが少
ないという特徴もあります。流体解析では、一般的に反復法が用いられていま
す。

次回は「数値計算における誤差」です。

本コーナーの参考書:「パソコンで見る流れの科学 数値流体力学入門」 矢
川元基(やがわげんき)編著 講談社発行

               [ 2003.06.19 from Y.Iijima ]

構造解析●材料(その2) ―延性材料と脆(ぜい)性材料―
今週からは解析結果の考察に関連する事柄について、3週に渡ってお送りしま
す。これは解析結果の主応力やVon-Mieses応力についてどう考えるかを整理す
るもので、材料力学の本に載っている内容です。

応力の話をする前に「破壊」について整理しておきます。材料力学の本による
と、材料に亀裂が生じる現象を「破壊」と呼び、亀裂が進行してこの物体が分
離する現象を「破断」といいます。

軟鋼のように、荷重が大きくなるにつれ塑性域に入り(降伏)、破断に至るよ
うな材料を延性材料と言います。またガラスや鋳鉄などの様に、引っ張り試験
ではほとんど塑性変形を示さずに、破断まで荷重が掛かってしまう様な材料を
脆(ぜい)性材料と呼びます。

以上の材料的な性質により、評価のために必要とする結果が変わってきます。
次週は、こちらについてお話しします。

               [ 2003.06.19 from T.Iguchi ]

プラスチック●最近の検証事例から その4「バリ」
Moldflowの特徴の1つとして充填確実性という機能があります。解析するモデ
ルに樹脂選定・成形条件・ゲート位置を設定すれば、解析が行われ、最初にこ
の結果を得ることができます。

これは三色で表現されます。充填可能な部分は緑で表示され、黄色、赤と難度
が予測できるのですが、あるお客様からこんな質問を受けました。「充填確実
性が緑なので成形可能と判断し金型をおこしたが、 実際にショットしてみた
らバリが発生したので見てほしい」

弊社で実際の成型品を検証したところ、たしかに充填はできているのですが、
ゲート付近にバリが発生していました。解析結果を見てみると、圧力結果など
に過充填の傾向が見られることから、バリの予測は十分できたはずなのですが、
この結果を評価できなかった(知らなかった)というところに問題がありまし
た。
                [ 2003.06.19 from S.Maeda ]

... 全国高専紹介 ~ つくりたいものはなんですか ~ ..............................

●第2回 沼津工業高等専門学校 Part2
今回は前回に引き続き沼津高専の登場です。先週の柳田先生の機械工学科で学
んでいる3年生にロボコンの思い出を語っていただきました。

◇学生さん夢を語る(1)
沼津高専 機械工学科 3年 K.T君 「ロボコンの思い出」

僕は現在3年生で、去年のロボコンでは2年生主体のBチームのチームリーダ
ーをやっていました。しかしチームは実質3人だけでした。図面の書き方もろ
くに知らないような状態からのスタートですべての作業が遅れに遅れて、本当
に苦労しました。

大会の1ヶ月前から学校に泊り込み、毎日朝の4時くらいまで作業していまし
た。睡眠時間は3時間(授業中はのぞいて)ほどでしたが作業をしている間は全
然眠気を感じないほど熱中してやっていました。

自分の頭の中で作ったものが実際のものになった瞬間はとても感動的でした。
結果的には自分たちの経験不足、作業の遅れから自分たちの思うようなものを
作ることはできず、ほとんど動けず、初戦敗退でしたが、大変いい経験になっ
たと思います。

今年の目標は去年のAチームの全国大会ベスト4を超えることです。去年のよ
うに徹夜をしないですむように夏休み中にはマシンを完成させて残りの期間で
マシンをじっくり熟成させたいです。去年は悩むばかりでちっとも進まなかっ
たので「悩む前に作ってみる」をキーワードにどんどん試行錯誤を繰り返して
マシンを作っていきたいです。

◇私としては「悩む前にCAE」なんて時代になって欲しい。そう思うのですが、
なにもない状態からものを創りあげるのは本当に難しいものですよね。来週は、
去年のAチームでロボコンに参加された4年生にロボコンとの出会いから思い出
まで語っていただきます。お楽しみに!! 

このコーナーでは皆様からの感想を大募集しています。研究内容への質問や学
生さんへのコメントなどなど、どしどしお寄せください。あて先は 
sbdmgz@kke.co.jp です。
               [ 2003.06.19 from M.Mori ]

... イベント情報 ..............................................................................

●設計製造ソリューション展●6月25~27日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/dms2003/index.htm

●第3回中部CAE懇話会●6月20日
http://www.cae21.org/index.htm

●熱対策設計のための解析技術セミナー●7月15日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/thermsemi/index.htm

●バルブ/ダクト設計のための解析技術セミナー●7月16日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/bulb/index.htm

●電気/メカ設計のコラボレーション設計セミナー●7月18日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/ccwsemi/index.htm

●製造業CAE個別相談セミナー●名古屋7月10日大阪18日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/cae/index.htm

●設計のための構造・機構体験セミナー●7月23日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/designho/index.htm

●MSC.N4W体験セミナー●東京7月30日 大阪16日 名古屋23日
http://www3.kke.co.jp/cae/taiken/home.htm

●EFD.Lab, CAEソリューション・セミナー●東京7月8日、17日 テラバイト
http://www.terrabyte.co.jp/new_page_26.htm

●EFD.Lab, COSMOSFloWorks入門セミナー●7月15日
http://www.fluid.co.jp/docs/seminor_diary.htm

               [ 2003.06.19 from E.Kawamura ]

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●編集後記
以前に豚キムチを初めて食べたら、とてもおいしかったので、ビーフキムチを
作ってみると、こちらも絶品でした。ピリ辛の即席牛丼というかんじで、夏バ
テ防止にも効きそうです。
                [ 2003.06.19 from F.Kawasaki ]

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 発行責任者:角家強志 編集担当:河崎ふみ
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