メールマガジンバックナンバー Vol.81
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」
SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。
S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-05-15<Thu> [Vol.81]
┃S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-5-15
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┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. http://www.kke.co.jp/sbd
◇◆業界あれこれ
熱対策セミナー●熱応力解析と熱流動解析の使い分け方
SolidWorks HomePage update●内容がより充実
◇◆技術探訪
構造解析●第2シーズン メッシュ(その1) ―メッシュ精度―
機構解析●機械要素(2)-輪軸
プラスチック●ユーザーの声 第二弾(有)玉川化成 様
◇◆達人に聴く 第3弾
●コスモスジャパン 今木様 Vol.3「わがままを満たすソフトウェア」
◇◆構造解析よもやま話 NO.54
●キーワード:数値計算(9) 反復法 (3)
◇◆イベント情報
●関西CAE懇話会 他
...業界あれこれ....................................................................................
熱対策セミナー●熱応力解析と熱流動解析の使い分け方
先月、幕張メッセにて開催された熱対策技術展において、50名近くのお客様と
話をさせて頂きました。お客様の多くは設計者で、解析の導入を検討されてい
ました。話を聞いていて感じたことは、お客様の中に「熱応力解析」と「熱流
動解析」の違いに興味を持っている方が結構いるんだな、ということです。
そこで弊社では、熱対策技術展のフォローアップセミナーとして上記の「熱対
策設計のための解析技術セミナー」を企画・開催いたします。興味のある方は
どなたでもご参加頂けますので、奮ってご参加ください。詳細は下記サイトを
ご参照ください。
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/thermsemi/
[ 2003.05.15 from Y.Nobuk ]
SolidWorks HomePage update●内容がより充実
米国SolidWorks社は5月12日 HomePageを大幅にリニューアルしました。今
回はデザインが一新しただけでなく内容も充実しています。特に注目すべき点
はCOSMOS製品のコンテンツです。(簡単な英語の機能説明 avi がダウンロー
ドできる等々)また、SolidWorks Userであればサポートログインをおすすめ
します。例えば、API事例では各種マクロの紹介がかなり充実し、便利な機能
がきっと見つかると思います。
[ 2003.05.15 from S.Maeda ]
... 技術探訪 ....................................................................................
構造解析●第2シーズン メッシュ(その1) ―メッシュ精度―
今回からは解析で使われる「用語」に着目し、その用語に関係するような話題
を数回に渡りお伝えします。今のところ「メッシュ」「材料」「解析機能」な
どを予定しています。
まず、第1回目は「メッシュ ―メッシュ精度について―」
構造解析の解析精度を左右する要因はいろいろありますが、メッシュ精度もそ
の重要な一つです。最近のCAEソフトは、自動的にメッシュ分割をしてくれる
「オートメッシュ」機能が付属していることが前提となっているので、メッシ
ュ形状についてはコントロ-ルする余地はあまりありません。
そこで問題になるのがその大きさですが、ある研究会の報告では、メッシュを
1/5の大きさで切り直したところ、応力が20%も変わったいう報告が有ります。
これは極端に大きなメッシュで比較した例でしょうが、メッシュの大きさが解
析精度に与える影響をよく表しています。一般的に、メッシュが粗いと正解に
対し応力が小さく出るため、設計としては危険側になります。
メッシュを更に細かくしていくと正解にどんどん近づき、ある程度小さくなる
と、解の精度がメッシュの大きさに左右されなくなります。この現象は「メッ
シュの収束性」と呼ばれていますが、この「収束」する大きさを判断するのは、
経験によるところが多分にあるようです。
そこで経験の浅い技術者が「収束」するメッシュを作成する方法として、「ア
ダプティブ法」というものがあります。こちらは次回お話します。
[ 2003.05.15 from T.Iguchi ]
機構解析●機械要素(2)-輪軸
「輪軸」とは入力系の輪と出力系の軸から構成され、「てこ」に回転を加えた
応用として考えることが出来ます。半径の異なる2枚の円盤の中心を重ねて張
り合わせ回転させるイメージです。
「てこ」には一直線上に並ぶ支点、力点、作用点がありました。「輪軸」では
円盤の中心が支点、1枚の円盤(輪)の円周上が力点、もう1枚(軸)の円周上
が作用点になります。2枚の円盤は同時に回るので力点と作用点の回転角度は
等しくなります。
「てこ」の場合は支点からの力点及び作用点の距離比が入出力の力の大きさに
影響しました。「輪軸」も同様に輪と軸の半径比が入出力の力に影響します。
仕事量一定の法則により輪と軸の半径と入出力の力は反比例します(先週の式
を参考して下さい)。つまり輪の半径が軸の半径に比べて大きいほど小さな入
力で大きな出力を得ることが出来ます。輪軸の代表的な例には自転車がありま
す。
[ 2003.05.15 from H.Horiuchi ]
プラスチック●ユーザーの声 第二弾(有)玉川化成 様
今回も前回に引き続き「(有)玉川化成」様にお聞きします。
2.海外進出と最近の動向について
構造計画:海外とのやりとりはいかがですか?
小島様:今年中に中国の東莞(ドンガン)に合資会社を設立しようとしています。
構造計画:どのような計画なのですか?
小島様:もちろん成形を行うことになります。弊社は今のところ部品のみです
が、将来的にはアセンブリ製品を現地で生産するのが目標です。
構造計画:御社としては楽しみなところですね。ところで国内の現状はいかが
ですか?
小島様:厳しいです。新規の仕事よりも既存の部品を改良したり、さらなるコ
ストダウンの要求ばかりが目立ちます。また、最近は自動車の買い換えより
車検をうけて長く使う人が増えたからでしょうか、メーカーから数年前の部
品をパーツ品として数個納品して欲しいという注文も来ます。
構造計画:金型の管理などが大変そうですね。 ところでそのような厳しい状
況下での御社の強みは何でしょうか?
小島様:2つあります。1つは導光板といった透明製品のノウハウです。特に
ブラスト加工での光加減の見極めには自信があります。もう一つは検査でし
ょうか。製品の品質にもかなり気をつかっています。また、自社製品の開発・
販売も手がけています。
構造計画:自社製品とはどんなものですか?
小島様:体感音響振動クッションの「ファンソニック」です。CD,DVDプレーヤ
ーやTVに接続して主に低音部を体で体感できるものです。
http://www.tamagawakasei.com/goods/003.html
次回は最終回です。Moldflowを導入した効果や実際の成形についてお聞きします。
[ 2003.05.15 from S.Maeda ]
... 達人に聴く 第3弾........................................................................
●コスモスジャパン 今木様 Vol.3 「わがままを満たすソフトウェア」
「設計者用CAEは、車のオートマのレベルに行かなければいけないと思うんで
す。」と今木さんは設計者用CAEの理想像を語ります。
「選択肢が多く、それを設計者が選ばなければならないということは、プログ
ラムが未完成だということです。走り出したときにエンジン出力を自動的に検
知し、ミッションを選択するオートマティック車のように、お客さんが設定し
たモデルが例えば大変形問題だったら、ソフトウェアが自動的に幾何学非線形
ソルバーを選び、解き方を使用者が考えなくても解析してくれるソフトウェア
にならなければね。」
「また、"あなたの設定した解析条件はこういう条件です。"というようなガ
イドを出すなど、解析に必要とされるインフォメーションを出せるようにした
いですね。COSMOSの場合、線形に関してはOKですが、もっと欲を言えば線形解
析で算出された変位とひずみから幾何学非線形解析を推奨するような情報を出
せるようにしたいです。」
今のところは開発側がソフトウェアの技術の限界を押し広げているのが現状の
ようですが、「例えば最近出ている車で、オートマティック操作とマニュアル
操作を選べる車のように、操作の簡略化や必要とされる機能は全てクリアーし
た上で、ユーザのわがままを満たすようになればいいなと思うんです。」と今
木さんは言います。
例えば、「"Natural Taste"と"Engineering Taste"を作り、ユーザが何も
考えずに感性で操作できて、解析できるNatural Tasteとユーザが細かく設定
をカスタマイズして利用できるEngineering Tasteとを選べるようにするんで
す。」単に操作を簡単にするだけでなく、簡易解析を望むユーザと高度な解析
を好むユーザ両方のわがままを満たしてくれるのですね。簡易解析からハイエ
ンドCAEまで幅広い知識をお持ちの今木さんならではのユニークな発想ではな
いでしょうか。
来週は最終回です。
[ 2003.05.15 from E.Kawamura ]
... 構造解析よもやま話 NO.54 ............................................................
●キーワード:数値計算(9) 反復法 (3)
弊社のNastranユーザーの方の場合、4万節点制限バージョンが80%以上のた
め、この場合は精算法で良いでしょう。8万節点を超えるようであれば反復法
も試して時間および最大変位・最大応力を比較してみると良いでしょう。
COSMOSWorksでは、計算実行時にユーザーが選択するのですが、弊社の経験お
よびサポートでは、「デフォルトサイズのメッシュで切ると≒5万節点。実際
には若干細かく切って8万~10万節点。一般的には反復法が断然はやい。」注
意として接触問題では反復法では収束しなかったりするため、精算法で計算し
ます。
DesignSpaceでは、デフォルトでは形状を判定し、薄いもの・細長いものは精
算法が、ズングリムックリの形状の場合反復法で計算されるとのことです。決
まった形状を何度も計算する場合、最初に両方とも試して速い方を採用すると
良いでしょう。
さて、DesignSpaceのデフォルトの基準について、またNastranで10万節点モデ
ルで比較計算してみます。さて、どんな結果になるでしょう。
[ 2003.05.15 from MSC技術室 K.M ]
... イベント情報 ........................................................................
●「製造業のマネジメントが変わる!顧客主導型ビジネスモデルCSRP 」出版
記念セミナー!●5月20・21日
http://www.kke.co.jp/csrp/
●熱対策設計のための解析技術セミナー●6月6日
http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/thermsemi/index.htm
●関西CAE懇話会●5月16日
http://www.cae21.org/kansai_cae/konwakai/kansai_11/kansai11_1.htm
●製造業セミナー21 The Second Stage in長岡●5月22日
http://www2.niigataats.co.jp/
●MSC.visualNastran for Wondows体験セミナー●東京5月29日 大阪5月14日
http://www.kke.co.jp/major/soft/mscwelfm.htm
●EFD. Lab, COSMOS/FloWorks入門セミナー●
http://www.fluid.co.jp/docs/seminor_diary.htm
●機構解析ツール・無料体験セミナー●
http://www.imao.co.jp/imc/training-curr.html#cae-t
[ 2003.05.15 from E.Kawamura ]
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●編集後記
第4回タイフードフェスティバルへ行ってきました。代々木公園いっぱいに東
京、横浜のタイレストランのテントが並び、人ごみとタイ語のアナウンスで去
年にも増してすごい活気でした。給食室にありそうな大きな鍋からコーン・タ
ピオカ入りココナツミルクをコップに入れてくれたのがおいしかったです。
[ 2003.05.15 from F.Kawasaki ]
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