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メールマガジンバックナンバー Vol.80
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2003-05-08<Thu> [Vol.80]

 ┃S.B.D. MAIL MAGAZINE  2003-5-8[Vol.80]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┃KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc.  http://www.kke.co.jp/sbd

◇◆業界あれこれ
 SBD利用技術研究会●CAEの達人『コマツ 小方氏』が講演(5/22)
 関西CAE懇話会●メインテーマ「経営から見たCAEについて」で開催

◇◆技術探訪
 熱流体●流体の運動を支配する方程式について(2)
 機構解析●機械要素(1)-てこ
 プラスチック●ユーザーの声 第二弾(有)玉川化成 様

◇◆達人に聴く 第3弾
  ●コスモスジャパン 今木 様 Vol.2「ハイエンドCAEとWord/Excel」

◇◆構造解析よもやま話 NO.53
  ●キーワード:数値計算(8) 反復法 (2)

◇◆イベント情報
  ●EFD. Lab, COSMOSFLOWORKS入門セミナー 他

...業界あれこれ....................................................................................

SBD利用技術研究会●CAEの達人『コマツ 小方氏』が講演(5/22)
CAEの利用技術を向上させるための集いに参加しませんか?第1回研究会を
5/22に弊社(東京、中野)オフィスで行います。2~3月に本メルマガに
登場したコマツの小方氏が、なんと1時間45分の長時間講演をしてくれます。

○CAEを信頼しない上司をどうやって味方につけたか?
○CAEが違っているのでなく、実験が間違っている時もある
○CAEが無かったら、このヒット商品は開発できなかった
○CAEは鬼に金棒。"鬼"が使ってこそ"金棒"。設計を知らない人が使っ
 たら、ただの"棒"

など、含蓄あるお話が聞けるはずです。
午後は、『構造・機構』と『流体』の分科会に分かれますが、午前だけでも良
いですので、このお話を聞きたい方はご参加ください。
まずは、利用技術研究会への入会が必要ですが、5/22の参加に関しては"
午前だけ"の参加申し込みも出来ます。お申込みはお早めに!!
こちら→http://www3.kke.co.jp/sbd/event/2003/sbdgr/02.htm(残り40席)

関西CAE懇話会●メインテーマ「経営から見たCAEについて」で開催(5/16)
西の方に朗報。第11回関西CAE懇話会が開催されます。基調講演は「マネ
ジメントから見たCAE技術者へのメッセージ」(三菱重工業 青木様)。その他、
「実験とCAE」、「CAE技術者のためのビジネスプレゼンテーション」、
「CATIA解析機能研究会」、「I-DEAS解析機能研究会」など、興味のある話題
ばっかりです。参加費は、夕方のビール込みで\3,000。決して高くないですよ。
私も行きたいのですが都合がつかなくて.....。
詳細はこちらのHPをご覧ください。
http://www.cae21.org/kansai_cae/konwakai/kansai_11/kansai11_1.htm

               [ 2003.05.08 from T.Sumiya ]
                                   
... 技術探訪 ....................................................................................

熱流体●流体の運動を支配する方程式について(2)
流体の運動を支配する3つの方程式「連続の式」、「ナビエストークス方程
式」、「エネルギー方程式」の中から、前回の「連続の式」につづいて残りの
2つについて説明します。

まずは、「ナビエストークス方程式」についてです。これはニュートン力学に
おける運動の第2法則を表していて、流体に加わる力の釣り合いを表していま
す。

力として考慮されるのが、「慣性力」、圧力差による力、流体の粘性による力
「粘性力」、そして「外力」(例えば重力)です。数式で表現すると難しそう
なこの方程式も、このように考えると少しは簡単に思えるのではないでしょう
か。

ただし、やはり難しい面を持っていいて、流体の現象が非線形性を持つために
数学的な理論に基づいては、この方程式は解けません。そのため「数値的」な
方法で解かれます。この「数値的」な方法というのがコンピューターと相性が
良いわけです。

次に「エネルギー方程式」について説明します。これは、微少な大きさの流体
を考えたときに、この部分の持っているエネルギーの変化が、入力するエネル
ギーと出てゆくエネルギーの差に等しいという式になります。1番目の「連続
の式」に似ていますね。

エネルギーには、上記の慣性力、粘性力、圧力によってなされる仕事や、熱に
によるエネルギーが含まれます。
次回は、「モデル化するとは?」です。

本コーナーの参考書:「パソコンで見る流れの科学 数値流体力学入門」 矢
川元基(やがわげんき)編著 講談社発行

               [ 2003.05.08 from Y.Iijima ]

機構解析●機械要素(1)-てこ
機械の基本的構成要素として「てこ」「車輪と車軸」「滑車」「斜面とくさび」
「ねじ」があります。これら単体では道具として用いられますがこれらの組み
合わせが機械となります。これから数回に分けてこのような機械の基本構成要
素についての話をしたいと思います。今回は最も基本的な「てこ」についてお
話いたします。

「てこ」は動作を支える支点・力を加える力点・力が働く作用点の3つの点か
ら構成されます。支点から力点および作用点の距離の違いを利用し入力と出力
の力の大きさを変換する方法です。

この原理は仕事量一定の法則という法則からなります。仕事量とは力の大きさ
と移動距離の積からなります。つまり入力側は力点の移動距離と入力する力の
積、出力側は作用点の移動距離と出力される力の積が仕事量となります。仕事
量一定の法則によりこれら二つの仕事量が等しくなります。

(力点の移動距離)*(入力する力の大きさ)=(作用点の移動距離)*(出力される
力の大きさ)

また、力点と作用点の移動距離は支点からのそれぞれの距離と作用点を中心と
した直線の回転角度から計算されます。回転角度はどちらも等しくなるので移
動距離は力点と支点、作用点と支点の距離の比に比例します。

(力点と支点の距離)*(入力する力の大きさ)=(作用点と支点の距離)*(出力さ
れる力の大きさ)

上の式より入力する力の大きさと出力される力の大きさは、力点と支点の距離
と作用点と支店の距離に反比例します。つまり支点と作用点の距離に比べて支
点と力点の距離が大きければなるほど入力よりも出力の力が大きくなります。

てこの原理は身近なところでも多く利用されています。例えば爪切りやペンチ
などがそうです。
次回は「車輪と車軸」についてです。

               [ 2003.05.08 from H.Horiuchi ]

プラスチック●ユーザーの声 第二弾(有)玉川化成 様
ユーザーの声第二弾の今回は、弊社Mold Adviserユーザー様の「(有)玉川化成」
専務小島様にお話をお伺い致しました。

構造計画:まずは昨年Mold Adviserを導入いただきましてありがとうございま
 す。製品の特徴や海外展開、Moldflowの使い方などについていろいろお話を
 お聞かせいただきたいと思います。

1.(有)玉川化成の概要と製品
小島様:弊社は昭和39年に設立されました。従業員は13名ほどです。
構造計画:どのような製品を作成されていますか?
小島様:弊社は自動車部品が約80%でそれ以外に携帯電話部品等も扱っていま
    す。導光板といった小物が得意です。
構造計画:スタンレー電気協力事業協同組合のリストに御社の名前がありますね。
小島様:その通りです。
構造計画:小島様はどのような業務を担当されていますか?
小島様:何でもです(笑)。営業はもちろん、納品、成形、部品検査、金型の
    設定などをやっています。

次回は海外進出と最近の動向についてお話をお伺い致します。

                [ 2003.05.08 from S.Maeda ]

... 達人に聴く 第3弾........................................................................

● コスモスジャパン 今木 様 Vol.2「ハイエンドCAEとWord/Excel」
80年代始め、解析が航空宇宙業界や原子力の研究などに活用され始めた当時、
今木さんはMARCやPISCESといった解析ソフトを使用して、高温、高圧という厳
しい条件下での原子炉の安全性評価解析をされていました。また、衝撃解析に
関する論文を書かれたりと、学術的な活動も精力的にされていました。

その後、武田技術開発でFENIXという構造非線形解析ソフトの開発に携わった
そうですが、そこでは、プログラムを組むため 製品のチュートリアルを作成
するなど、開発設計をされていたそうです。

ハイエンドCAEの世界で活躍していた今木さんですが、設計者用CAEに目を向け
たのはなぜでしょうか?。

「CAE業界は今後どうあるべきか考えたとき、90年代に入ってCAE人口の減少が
うかがわれる中で、限られた専門家が専門家の間だけでやっているうちは社会
に定着しないのではないか、と思ったんです。これをWordやExelのように誰で
も使えるレベルにするべきではないかと。」

コスモスジャパンのCOSMOSWorksは、まさに設計者向けの構造解析ソフトです
が、今木さんの中には解析ソフトのさらなる「理想形」を抱いているようです。
来週は、設計者CAEに対する今木さんのビジョンをご紹介します。

               [ 2003.05.08 from E.Kawamura ]

... 構造解析よもやま話 NO.53 ............................................................

●キーワード:数値計算(8) 反復法 (2)
反復法に有利な「大次元スパース」とういう特徴をもつ2次のテトラ要素のモ
デルで、MSC.Nastranで精算法と反復法を比較してみました。

モデル:テトラ2次要素、節点数≒12万、要素数≒8万 静解析
精算法:全体計算時間 1321秒(22分)  連立1次方程式 1187秒(19.8分)
反復法:全体計算時間  381秒(6.4分) 連立1次方程式 285秒(4.8分)
→ 反復回数は289回

・全体計算時間:要素剛性計算から応力算定まで
・メモリ:1.5GB CPU:PENTIUMⅣ 2.4GHZ
・解析結果は両方とも一致しました。

驚異的ですね!

次に、同一形状モデルで節点数≒5.7万、要素数≒4万のモデル規模1/2を計算
しました。
精算法:全体計算時間 336秒(5.6分)  連立1次方程式 276秒(4.6分)
反復法:全体計算時間  146秒(2.4分) 連立1次方程式 100秒(1.7分)

3万節点だと、反復法の方が、連立1次方程式を解く計算時間が若干精算法を
上回ります。
                [ 2003.05.08 from MSC技術室 K.M ]

... イベント情報 ........................................................................

●関西CAE懇話会●5月16日
メインテーマ
「経営とCAE」~CAE活用における経営的視点および経営から見たCAEについて~
*参加される方は、HPより事前登録が必要です。詳細は以下HPより。
http://www.cae21.org/kansai_cae/konwakai/kansai_11/kansai11_1.htm

●「製造業のマネジメントが変わる!顧客主導型ビジネスモデルCSRP 」出版記念セミナー●20・21日
お申し込み:http://www.kke.co.jp/csrp/

●製造業セミナー21 The Second Stage in長岡●5月22日
お申し込み:http://www2.niigataats.co.jp/

●MSC.visualNastran for Wondows体験セミナー●東京5月29日 大阪5月14日
http://www.kke.co.jp/major/soft/mscwelfm.htm

●EFD. Lab, COSMOSFLOWORKS入門セミナー●
http://www.fluid.co.jp/docs/seminor_diary.htm

●機構解析ツール・無料体験セミナー●
http://www.imao.co.jp/imc/training-curr.html#cae-t

               [ 2003.05.08 from E.Kawamura ]

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●編集後記
GWに六本木ヒルズではなく御岳山(みたけさん)の「展望台」にロープウェ
イとリフトで登り、景色を眺めてきました。きれいだったはずなのですが、そ
の後の山下りで足がふらふらになり砂利で滑って尻もちをついたのでよく覚え
ていません。今度は山登りの後ロープウェイで下るコースを選びます。

                [ 2003.05.08 from F.Kawasaki ]

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 http://www3.kke.co.jp/sbd/home.htm
 発行責任者:角家強志 編集担当:河崎ふみ
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