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メールマガジンバックナンバー Vol.21
「S.B.D. MAIL MAGAZINE」

SBDが毎週木曜日に無料で発行する、「SBDメールマガジン」の過去送信分のバックナンバーです。

S.B.D. MAIL MAGAZINE 2002-02-07<Thu> [Vol.21]

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◆◆ S.B.D. MAIL MAGAZINE ◆◆.....2002-2-7[Vol.21]
KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc. .....http://www3.kke.co.jp/cae/home.htm
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_[INDEX]____________________________________________________________
┃1┃SBD News
*【流体】■ FloWorksの次期バージョンで非ニュートン流体と輻射をサポート ■
*【流体】■ FloWorks技術情報No.2 ~熱移動の解析に関して~■

┃2┃構造解析よもやま話(連載)NO.15
* MSC技術室 K.M 氏によるワンポイントアドバイス

┃3┃Web Site見て歩き(連載) NO.5
* SBD技術室 前田のおすすめSite
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■ CAEも世界の共通言語? ■

まだまだ寒い日が続いていますが、日差しはちょっと春めいて感じるようにな
りました。梅の花もちらほら咲き始めたようです。春が待ち遠しいですね。

さて、今週も先週に続いて、グローバル化の影響という話から入ります。設計
者向けCAEを導入・検討されているお客さんの話からも、やはり世界がぐっ
と小さくなってきていることを感じます。設計・製造の世界では、設計者向け
CAEが、海外部門やパートナー企業との意思疎通のツールとしても役立って
いるようです。

次のような話をうかがうことがあります。

○海外の設計部隊から、モデルのデータと一緒にCAEの解析結果が送られて
来るようになって、「こっちもちゃんと見てくれないと困る」と言われる。
(海外拠点を多く持つエレクトリック関連企業・設計部門マネージャー)

○海外パートナー企業の金型部門に製品のモデルを渡すと「技術的に無理!」
と回答してくることがよくある。こちらもなんらかの検証や・理論武装をした
うえで話をしなければならない。その為のツールとしてもCAEが必須。
(海外で生産の大部分を行う電機メーカー・生産技術部門マネージャー)

○海外の本社が機構解析DDMの採用を決定したので、日本の工場でも共通の
ツールとしてDDMを導入し、データをやり取りしている。
(外資系家庭用品メーカー・生産管理部門マネージャー)

上のような例は、設計者向けCAEが製品開発現場で必須のツールになってき
たことの一つの証と言えるかと思います。

               [ 2002.2.7 from H.Hayashi ]

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┃1┃SBD News
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【流体】■ FloWorksの次期バージョンで非ニュートン流体と輻射をサポート ■
来る2月18日よりラスベガスで開催される、SolidWorksのインターナショナ
ルカンファレンスで発表される予定の、FloWorksの新バージョン、
FloWorks2002に追加される新機能の情報を入手しました。

主な新機能としては、非ニュートン流体と輻射機能が追加されます。
これにより、プラスチックやポリマーなどの粘性度の高い流体の流れが解析で
きるようになります。

輻射機能が追加されると、高温度の物体の温度予測の精度が上がります。また、
床暖房やパネルヒーターなど輻射熱を利用した製品の設計にも役立つでしょう。

詳しくは、ラスベガスでの発表を聞いてきてからお知らせいたします。ご期待
ください。

                [ 2002.2.7 from T.Sumiya ]

【流体】■ FloWorks技術情報 No.2 ~熱移動の解析に関して~■
前回は、流れの境界条件の設定に関してお話しました。
今回は、熱を計算する(固体の熱移動との連成解析)場合についてお話します。

FloWorksでは、流体だけではなく固体の熱移動も連成して解析することができ
ます。熱移動には、伝導、対流、伝達、輻射の4つの形態があります。
( FloWorksの現行バージョンでは、輻射はサポートしていませんが、次期バ
ージョンでサポートできる予定です。)

伝導は、固体の内部および流体の内部すなわち固体や流体といった物質を伝わ
って熱が移動する現象です。そのため、固体や流体の物性値(熱伝導率、比熱、
密度)が必要になります。

これらの物性値は材料ごとに決まった値があり、温度に依存している場合があ
ります。(一般的には、理科年表などの値を参考にするか、実験によって測定
することができます。)FloWorksでは、固体・流体の物性値をエンジニアリン
グデータベースに保存しておき、必要な物性値を選択して使用することができ
ます。

対流は、流体のみが持っている熱移動の方法で、流れに乗せて熱を移動させる
現象です。対流による熱移動を計算する場合、流れの状態がわかっている必要
がありますから、前もってナビエーストークスの運動方程式と連続の式を解く
ことが必要になります。

伝達は、固体表面と流体の間での熱の受け渡しを行う現象です。一般的に、固
体表面と流体との間には熱伝達率と呼ばれる係数があり、この係数によって熱
を受け渡します。

熱伝達率は、流体の速度・温度・物性値や固体の温度・物性値によって定める
ことができますが、固体や流体の熱伝導率のように決まった材料に固有の値で
はないため、固体表面での温度や速度によってその都度計算しなければなりま
せん。FloWorksでは、固体表面での温度や速度に応じて、自動的に熱伝達率を
計算してくれます。

輻射(FloWorks時期バージョンでサポート予定)は、固体や流体を介さずに固
体表面間で熱の受け渡しをする現象です。固体の物性値や流体の物性値には依
存せず、熱を受け渡す固体表面間の角度・距離・温度差・固体表面の放射率な
どによって定めることができます。

ファンのように強制的な流れの場合は、流れの境界条件がはっきりしているの
で流れの状態が先に決定され、その後温度の分布が求まりますが、自然対流の
場合には、固体表面での温度が求まり、流体の温度差もしくは密度差が発生し
た後に流れが発生するので、熱伝達・対流の計算には時間がかかります。

熱移動の問題を解析する場合は、固体部分のメッシュ分割も行うために、流動
解析のみの場合に比べ、計算に要する時間は多くなります。

FloWorksの最新体験版を公開いたしました。SW2001上で利用できます(無償)

▽お申し込みはこちら
http://www3.kke.co.jp/sbd/fw/download_ank_fw.html 
             
                [ 2002.2.7 from N.Takashima ]

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┃2┃構造解析よもやま話(連載)NO.15
    ◆キーワード:実構造物とFEMのモデリングの差異(1)
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非公開

               [2002.2.7 from MSC技術室 K.M ]

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┃3┃~Web Site見て歩き.......第5回~
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Web Site見て歩き 5回目はおもしろサイトをご紹介します。

~おすすめのサイト ベンチマーク~

SPEC/GPC

http://www.specbench.org/gpc/index.htm

SolidWorks,SolidEdge,UG,Pro/Eなど有名なモデルとそのベンチマークプログ
ラムがUploadされています。世界的にも有名なサイト。

次回からはカテゴリー別(構造、機構、樹脂流動、流体)ごとのサイトのご紹
介です。ソフトウエアの紹介でなく、本当に役立つサイトをご紹介します。

               [2002.2.7 from S.Maeda]

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◎編集後記◎
証明写真用に珍しく写真館へ行ってきました。驚いたのは背中をぴんと伸ばし
て首やあごを引けばきれいに写るというものではないということです。見た目
に心地よい姿勢や表情が、一番落ち着いてきれいなのです。同じ服装で撮った
スピード写真と比べるとまるで別人格のようでした。その絶妙な姿勢の違いで
人格まで変えてみせる技術には恐れ入ります。

               [2002.2.7 from F.Kawasaki]

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○COSMOS/WORKS(CW)----------------------構造解析

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